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じゅうろく ページ17

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ショートケーキを食べ終わって、お会計を済ませた。



あとで咲たちにお釣り返さないと。





スマホで時間を確認すると、12時だった。







『松村さん、今日はクラブのシフト入ってないんですか?』



北斗「夕方から。夕方って言っても、七時くらいからだけどね。」







そう言いながらスマホに目を落とす松村さん。



またさっきの気まづい雰囲気。






お互い一言も話そうともしない。



話す努力はしているけど、別にそこまで親しい仲ではないから。






趣味とか、特技とか、興味のあるものがわかればなぁ。







相変わらず、松村さんはスマホに目を落としている…と思ったら、松村さんの顔は私に向いていた。





びっくりして、驚いて、少し緊張して、俯く。









どうしたらこの状況を切り抜けられるの!


連絡先…もうさっき交換したし、自己紹介…とか今やるものじゃない…!






思考回路がぐるぐる回って、あるところでとまった。









いっそのこと、もう大学に行ってしまおうかな。そしたらお開きになるでしょ。






そうだ。その手があった!



自分でも顔が明るくなったと言うのがわかる。









そう思って顔を上げると、松村さんの顔が近くにあった。



背伸びをしたら、キスできそうなほど。




驚いて後ずさりしようとするも、背中を抑えられていてできない。








『な、な…?』




なにするんですか、とか、どうしたんですか、とか言う言葉はあるけど






こう言う状況に慣れなさ過ぎて言葉が喉に引っかかる。








北斗「…このあと時間ある?」





耳元でつぶやくようにそう言われて、私は頷いてしまった。






ああ、もうばか。


大学あるんで、用事あるんで、って何かしらの理由をつけて断ればいいものの。









恐る恐る見上げると、松村さんは妖艶な笑顔。



そして私の手を掴んで恋人繋ぎにすると、カフェの近くに留まっている見覚えのある車まで歩いた。









恋人繋ぎに慣れてない。



近い距離に慣れてない。



男の人に慣れてないから、

キスにも慣れてないし、ましてや夜の営みなんて、したこともない。





だからこの状況が私にとって初めてのことばかりで緊張が連なった。









『お邪魔します…』





促されるまま、2度目の助手席に乗り込んだ。









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じゅうなな→←じゅうご



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つくも(プロフ) - ぽむりんこむさん» ほっくーん?何で知ってるのー?w誰目線だよw (2019年11月16日 22時) (レス) id: 133d970256 (このIDを非表示/違反報告)
ぽむりんこむ - つくもさん» だーよーねー私もやだ(え) (2019年11月4日 13時) (レス) id: 77570be88d (このIDを非表示/違反報告)
つくも(プロフ) - うわー…こんな母親絶対ヤダ! (2019年11月3日 19時) (レス) id: 2dbd3a86f8 (このIDを非表示/違反報告)
ぽむりんこむ - つくもさん» 待ち遠しかったね (2019年11月3日 17時) (レス) id: 77570be88d (このIDを非表示/違反報告)
つくも - 別垢→本垢 わぁーいやっとくっついたぁぁー(^^) (2019年11月1日 19時) (レス) id: 28bca7f31f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぽむりんこむ | 作成日時:2019年9月29日 18時

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