にじゅうきゅう ページ31
.
咲「…ねえもうそれって、そろぼちいいんじゃないかな。」
『え?』
今までの話をぜーんぶ咲に話すと、咲は頭を抱えてそういった。
そんな咲に首をかしげる。
『なにがそろそろ良いの?』
と聞くと、咲は「なんて鈍感だよ。」と笑いながら言った。ますますわからない。
ってか、鈍感って……そんなに?
咲「この際だから言うけど、あんた北斗くんのこと好きでしょ。」
『え、…そうなのかなぁ。』
咲「かなあ、じゃなくて、そうなの。」
カフェラテを吸いながら、びし!と人差し指を私の顔面に指す咲。
わたしは「人を指差しちゃダメです〜」と指を戻そうと押した。
咲「で、北斗くんのこと。好きなんだったら、諦めちゃダメだと思うけど。」
咲の言葉に、私は少し動揺した。
好きってまだ決まったわけじゃない、と思うけど……でも。
頰を赤らめて「A」と呼び捨てで呼ぶ北斗くん。
「誕生日一緒に過ごしたい」っておねだりしていた北斗くん。
鍵をちゃらっと回す北斗くん。
ドアからひょっこりと顔を出して手を振る北斗くん。
あ、そっか。
私頭の中、北斗くんについてしか考えてないや。
わたし、なんでホストの北斗くんを好きになったんだろう。
せめて、ホストじゃない時の北斗くんに出会えれば、良かったのにね。
お父さん、ごめん。
でももう気がついたら仕方ないよね。
これが恋か。
.
1356人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
つくも(プロフ) - ぽむりんこむさん» ほっくーん?何で知ってるのー?w誰目線だよw (2019年11月16日 22時) (レス) id: 133d970256 (このIDを非表示/違反報告)
ぽむりんこむ - つくもさん» だーよーねー私もやだ(え) (2019年11月4日 13時) (レス) id: 77570be88d (このIDを非表示/違反報告)
つくも(プロフ) - うわー…こんな母親絶対ヤダ! (2019年11月3日 19時) (レス) id: 2dbd3a86f8 (このIDを非表示/違反報告)
ぽむりんこむ - つくもさん» 待ち遠しかったね (2019年11月3日 17時) (レス) id: 77570be88d (このIDを非表示/違反報告)
つくも - 別垢→本垢 わぁーいやっとくっついたぁぁー(^^) (2019年11月1日 19時) (レス) id: 28bca7f31f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぽむりんこむ | 作成日時:2019年9月29日 18時