にじゅうなな ページ28
.
『……ん、』
目がさめると、いつもと違うところにいた。
あれ?ここどこ?
めっちゃキョロキョロしてたら、何か違和感を感じた。お腹に巻きつく腕?
目線を下に落とすと、北斗くんがいる。
しかも、私に抱きついたまま眠っている。
『ええ!?』
驚きすぎて声を上げてしまった。
そのせいで北斗くんが目覚めてしまう。
パッと腰に回されていた手が離れて名残惜しい、と思った。
北斗「……ん、あ、起きた?」
『…え、と、ここは…?』
わかってるけど聞いて見る。
北斗「俺の家。」
当然の答えだった。
急いでカーテンを開けると、窓越しに私の家が見えた。
あ、そういえば私の向かいの家だったか。
北斗「…もしかして、覚えてない?」
『…ごめん』
北斗くんが「まじかよー」といって頭をかく。頭をかくのは何かの癖なのかな。
北斗「…昨日何があったかも、覚えてないのか。」
…え。
え、え、え!?驚きすぎて目が飛び出るんじゃないかくらい目を見開く。
意味深なその一言に、私は北斗くんの方を勢いよく見た。
『なにがあったの!?』
摑みかかるような勢いで尋ねると、北斗くんが笑った。
なに…?
北斗「大丈夫大丈夫。そんな心配するほどのことしてないから。」
そう言って笑う彼に、すこしホッとする。
北斗「でも、だいぶ飲みすぎたんだね昨日。すっごい酔ってたよ?」
飲みすぎた…。
いや、そんなに飲んだ覚えはないし、ただ単にお酒が弱いんだ。
『………ハイボール2杯なのに』
北斗「まじ?お酒弱っ。」
私が負け惜しむようにそう言うと、北斗くんが笑いながらからかった。
じゃあ、酔った私を送ってくれたってこと…?
でもどうして私の家じゃないんだろう。まさか本当にそう言うことしたとか言わないよね?
この状況を推測する。
北斗「あ、そうそう。鍵無くしたから俺の家きたけど家の鍵どこやったか覚えてる?」
『…え!?』
突然の驚くべき一言に私は絶句した。
鍵ないって、それじゃ家帰れないじゃん!!
.
1356人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
つくも(プロフ) - ぽむりんこむさん» ほっくーん?何で知ってるのー?w誰目線だよw (2019年11月16日 22時) (レス) id: 133d970256 (このIDを非表示/違反報告)
ぽむりんこむ - つくもさん» だーよーねー私もやだ(え) (2019年11月4日 13時) (レス) id: 77570be88d (このIDを非表示/違反報告)
つくも(プロフ) - うわー…こんな母親絶対ヤダ! (2019年11月3日 19時) (レス) id: 2dbd3a86f8 (このIDを非表示/違反報告)
ぽむりんこむ - つくもさん» 待ち遠しかったね (2019年11月3日 17時) (レス) id: 77570be88d (このIDを非表示/違反報告)
つくも - 別垢→本垢 わぁーいやっとくっついたぁぁー(^^) (2019年11月1日 19時) (レス) id: 28bca7f31f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぽむりんこむ | 作成日時:2019年9月29日 18時