なんかおかしい ページ41
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「……まぁまぁ!今は明るく飲みましょ!ね!」
「……、」
「ほら、マイロもアルビーもAが沈んでたら悲しむで」
「せやせや。殿も若も悲しむで」
「ほくちゃんのことはまた帰ってから聞けばいいよ」
ニコニコしながら、片寄の冷蔵庫から勝手にお酒を持ってくる白濱。
こういう所なんだろうな、みんなが先にGENEとして活動できたの。
ランペとはまた違った大人な考え方。
さすがです。
それからは、吉野のことは忘れてみんなで飲んだ。
寮まで送ってくれた年上組(龍友さんと裕太さん)。
年上組の方が強面だから、らしい。
メンさんは即バレしそうだから却下。
年上組2人に送ってもらって、3人でゆっくり寮に帰宅。
その間も、吉野の事で頭がいっぱいだった。
「じゃあな、あんまりほくちゃん問い詰めたらアカンで」
「……はい、」
「元気だせって、A沈んどったらほくちゃんどーやって元気にするん」
「大丈夫なから。な?なんかあったら言うてや」
なんて優しい先輩たち。
泣けてきそう。
「ただいまー、」
「あらAさんおかえり。あ、龍友さんと裕太さんありがとうございました」
「……陸はいつも通りお母さんだね」
「どういうこと?(笑)」
そんな会話を聞いて、2人は笑ってたなんて知らない。
「吉野いる?」
「あぁ、ほくちゃんの部屋にいると思いますけど」
「ふーん、ありがと」
さ。
戦争だ。(?)
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作者名:L | 作成日時:2020年3月27日 21時