吉野北人 ページ5
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「Aさん!」
「……。」
「Aさん、一緒に服買いに行きましょうよ」
「……。」
「……ねぇAさん、」
「っ、あぁもう!吉野うるさい!負けたじゃん!」
「だって壱馬ばっかずるい!俺ゲーム出来ない!」
「そんぐらいがんばれよ!」
「分かった!頑張る!」
「「(単純か)」」
「(2人ともうるさい)」
突然だけど、吉野はいつもうるさい。
もう存在がうるさい。
翔平とはまた違ううるささなのがもうめんどくさい。
なんなら素の翔平の方が静かだもん。
ベタベタベタベタするし。
ソファとか絶対隣座ってくるし。
部屋勝手に入ってくるし。
なんならベッドにまで着いてくるし。
もはやストーカーだよ。
朝まで隣で可愛い顔してぐっすりだよ。くそっ。(?)
今みたいに壱馬とゲームしてたら嫉妬されるし。
「吉野まじ存在がうるさい。あっち行って」
「あぅ……」シュン
貴重なゲームの時間を邪魔されてちょっとイライラしている感じのオーラを出すと、吉野はすぐにダイニングテーブルでスマホをさわる陸さんの隣に座る。
別にそこまでイライラしてるわけじゃないけど。
というか普通に吉野で遊んでるだけなんだけど。
ちなみにこれはもういつも通り。
めんどくさい。
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作者名:L | 作成日時:2020年3月27日 21時