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-You side
結婚式、当日。
私は結婚式場でウエディングドレスに着替えた。
結莉乃ちゃんに相談して選んだ、シンプルなAラインのドレス。
ノックの音に振り返ると、そこにはHIROさんと彩さん。
2人に頭を下げる。
A「来ていただいて、ありがとうございます。」
HIRO「いやいや、こちらこそ。
今日はよろしく、Aちゃん。」
A「はい、お願いします。」
ヴァージンロードを一緒に歩く父親役を、私はHIROさんに頼んでいた。
HIRO「じゃあ、また後で。」
A「はい。」
2人が控え室から出て行った。
…北ちゃんと、結婚。
胸がドキドキして、落ち着かなくなる。
そのときノックの音がして、北ちゃん以外のRAMPAGEのメンバーさんが入って来た。
陣「Aちゃん、めっちゃ綺麗やん！」
A「ありがとうございます。」
慎「Aさん、今からでも遅くないので、やっぱり北人さんじゃなくて俺と…。」
壱馬「慎、やめとき。北人に怒られんで。」
力矢「北人は？もう来た？」
A「いえ…。」
力矢さんの言葉に首を振りかけたとき、ドアが開いた。
北人「A…、あー！
なんで僕より先に皆がAのドレス姿見てるの!?」
A「北ちゃんが遅いからでしょ。」
北人「う、A…。」
北ちゃんがしゅんとした顔になる。
そして、気を取り直したようにメンバーさんを追い出し始めた。
北人「ほら、皆もう見たでしょ！
出てって出てって！」
陣「おま…、年上になんて口きいとんねん！」
陸「まあまあ。
陣くん、僕らお邪魔みたいだし、行こう？」
陣「…。」
陸さんが陣さんを促して外へ出ていく。
出て行く直前、彼はこちらを振り返ってウインクした。
北ちゃんが息を吐いて私に向き直る。
そして、ふっと微笑んだ。
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作者名：直実
| 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/naomi_shogkazu
作成日時：2019年8月4日 15時
