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-You side
私が宮崎に来て1ヶ月。
その間、私は籠の中の鳥だった。
自由なんてない。
ずっとこのままなの？
この人と結婚して、ずっとこんな生活を続けて行くの？
考えただけで頭がおかしくなりそうだった。
雄也「おい、A。明後日出掛けるぞ。」
朝食の席でそう言われた。
A「…はい。」
…多分これが最初で最後の逃げ出すチャンス。
相田が仕事へ行っている間に銀行へ行き、貯金を全て下ろす。
逃げ出そうとしていることを気取られないように、務めて平静を装う。
私は生活費として1日につき2万円を相田からもらっていた。
そのお金はほぼ手付かずで残っている。
そして、その日も相田に抱かれた。
相田は私がピルを飲んでいることを知らない。
初めて抱かれた次の日、私は病院でピルを処方してもらった。
あんな男の子供、欲しくなんてない。
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作者名：直実
| 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/naomi_shogkazu
作成日時：2019年8月4日 15時
