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-You side
翌朝目を覚ますと、私は北ちゃんに抱き締められていた。
抜け出して朝ご飯の用意をしようとするも、北ちゃんの力が強すぎてびくともしない。
私は北ちゃんの身体を揺すった。
A「北ちゃん。北ちゃん、起きて。」
北ちゃんが私の肩に顔を埋める。
A「起きてってば。朝だよ!」
北人「A…?よかった、いた。」
北ちゃんが掠れた声でそう言って、ふにゃりと笑う。
ん…?
A「北ちゃん、声出てる…?」
そう呟くと、北ちゃんは飛び起きた。
北人「うそっ!?あ、本当だ!」
A「よかった…っ。」
北ちゃんに抱きつく。
北人「わっ!…うん、よかった。
…てか、服着て…///」
A「えっ、あっ、ごめん!」
慌てて北ちゃんに背を向けて服を着る。
服を着終わると、後ろから抱き締められた。
北人「…A、大好きだよ。」
A「うん、私も。
…昨日、普通にしちゃったけど大丈夫かな…?
赤ちゃんできたらどうしよう…。」
北人「もしできてたらちゃんと責任取るから。
だから、もしそうだったら産んで欲しい。」
A「…うん。」
小さく頷くと、北ちゃんは笑ってキスしてくれた。
朝ご飯を食べながら聞く。
A「…いつ東京に帰るの?」
北人「んー、できるならすぐ帰りたいけど…。
Aも一緒に帰るよね?」
A「そうしたいけど…、私は家を探す所からだから…。」
北人「あ、そっか。
前まで住んでたとこ、引き払っちゃったんだっけ?
…じゃあ、僕と一緒に住む?」
A「えっ?」
北人「僕と同棲しませんか。」
A「…いいの?」
北人「HIROさんと相談してみる。」
A「…うん、ありがとう。」
北人「…あ、連絡しなきゃ。」
北ちゃんはスマホを取り出し、電話を掛け始めた。
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作者名:直実 | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/naomi_shogkazu
作成日時:2019年4月28日 17時