ココア ページ4
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夏「1日目終了〜！」
『疲れたね〜』
各教科の担任紹介とか諸々終えてやっと下校。
夏恋と帰りにカフェでも寄ろっかって話になった...のに。
『なんで、さのれおがいるの...』
玲「どーも」
夏「休み時間で結構仲良くなったじゃんうちら。せっかくだからさ！」
隼「お、おれもいるよ」
『隼くんは許します！』
だって、隼くんは佐野くんと違って優しいし、接しやすいし。
それを聞いた佐野くんが、なんじゃそりゃって笑う。
『私の勝手じゃん。塩っぽい佐野くんに関係ありませーん』
玲「塩ってなんだよ、失礼だな」
夏「まあまあ笑」
隼「仲いいなぁ笑」
きゅん
まただ。はやとくん、笑う度に胸が苦しい。
夏「A？なに、しかめっ面してんの？笑」
『な、なんでもない！』
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店員「それではご注文繰り返させていただきます。アイスコーヒー三つとホットココアお一つ。で宜しいでしょうか」
『はーい』
店員「それでは少々お待ちください」
駅前に出来たお洒落なカフェ。
お客さんもお洒落な人ばっかでキラキラしてる。
玲「こ、ココアって...笑」
隼「かわいいやん笑」
『な、何が可笑しいんですか！』
夏「相変わらず甘ったるいのしか飲まないよね...笑」
ココア美味しいじゃん。眠れない日にいつもママが作ってくれたホットココア。
今では大好物。
アイスコーヒーなんて苦いしなんか、酸っぱいし。
玲「お子ちゃまだな。笑」
『ちがいますぅ、コーヒー飲めないだけでワサビとか辛いのは食べれるもん』
玲「へぇー笑」
また、馬鹿にしてる。
佐野くんは人を馬鹿にすることが趣味なのかな。
『悪趣味...』
玲「あ？」
『ひっ...』
まあまあ、って夏恋と隼くんが宥めてくれて何とか助かった。
店員さんがコーヒーとココア持ってきて机に置くと3人が笑い出した
『え、なになに』
夏「こ、ココアに...笑」
玲「ましゅ、まろ笑」
隼「っ...笑」
自分の前に置かれたココアを見ると確かにプカプカと浮かんでるマシュマロが。
か、可愛いけど！
『笑いすぎ！』
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作者名：ほくろ | 作成日時：2018年12月30日 14時
