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『あれ？樹。珍しいね』
現場に着くと、珍しく樹と楽屋前でばったり。
北「今日雪でも降る？」
樹「はぁ？」
『いつも時間ギリギリじゃん。まだ30分も時間あるよ？あ、時間間違えた？』
樹「ばかお前！俺だってやるときはやるんですー」
へー。なんて北斗と二人して興味がなさそうな返事をして楽屋の扉を開けた。
もっと興味を持て！
なんて樹が言ってるけど知らない。笑
『あー、ねー慎太郎』
慎「んー？」
すでに楽屋にいた慎太郎に話しかければ、スマホを弄りながら返事をする。
『最近うち来ないけど、彼女でもできたの？』
慎「っはぁ！？」
『そんな驚く？笑』
毎週のように入り浸ってた慎太郎が最近来なくて、ちょっと寂しかったり。
そんなこと本人には言わないけど。
調子のるし。笑
慎「彼女いねーし」
『あ、そうなの？てっきり出来たのかと。』
慎「今さ、家に龍太郎帰ってきててさ。」
『え、龍くん！？えー俺も会いたい！』
慎「瑞希と今一緒のグループって報告したら喜んでたよ」
龍太郎くんは俺のことを可愛がってくれてた先輩の一人。
辞めてからもうずいぶんと会ってないけど。
『龍くんに、瑞希は頑張って元気にやってます！って伝えといて？』
慎「あーはいはい(笑)」
『慎太郎に彼女でもできたのかと思って焦ったじゃんかー』
慎「そういう瑞希はどうなんだよ？彼女いねーの？」
『俺は彼女の作り方なんて忘れたのー。ファンのみんなが彼女ですっ！的な』
北「そんなキャラじゃねーんだからやめろ。笑」
ふっと鼻で笑った北斗をぎろっと睨み付ける。
やっべ！
ってすぐさま目をそらされたけど。
彼女どころか、彼氏なんて一生できないんだろうな。
まぁ欲しいとも思わないけど。
好きな人ができれば、そんな考えも変わってくるのかな。
でもやっぱりこの仕事が大好きなわけで
好きな人ができれば絶対辛くなるわけで
今はまだ
好きな人なんて作りたくない。
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ヒヨリ - こんにちは！ドS王子のほうでもコメントさせていただきました！どちらもおもしろくて最高です！ (2018年12月2日 20時) (
レス) id: 61e4e164fd (このIDを非表示/違反報告)
七星(プロフ) - 雄也Loveさん» こんにちは！ありがとうございます！男装ものってあまりないよね？って思って書き始めました(笑)更新がんばります！ (2018年12月2日 20時) (レス) id: c3d40b923e (このIDを非表示/違反報告)
雄也Love - こんにちは!初めて男装物の小説を読みました。とっても面白くて、ハマりました。更新頑張って下さい! (2018年12月2日 14時) (レス) id: daf4ebc037 (このIDを非表示/違反報告)
七星(プロフ) - ひかりさん» ありがとうございます！私も自分で書いてて、じれったいなぁ！なんて思ってます(笑) (2018年11月20日 8時) (レス) id: c3d40b923e (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 面白すぎます！これもう、メンバーに女って言って北斗とくっついて欲しいっす笑 (2018年11月20日 3時) (レス) id: ff1c992370 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：七星
| 作成日時：2016年7月12日 10時
