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樹「大丈夫？」
さっきのチャラ男を睨み付けてた怖い感じではなく、優しい笑みでそう問いかけてきた樹。
そう、さっきまで一緒にいた樹。
………瑞希の私と。
だがしかし、今は女の私だ。
どうする。バレたら。
冷や汗が止まらない。
樹「大丈夫？聞こえてる？」
ただただ樹を見つめて喋らない私に、もう一度大丈夫？と問いかけてくる。
『え、あ、はい。大丈夫…です』
樹「気を付けなね？君可愛いんだからすぐ連れてかれちゃうよ」
樹の目を見れなくて俯いていれば、頭にポンポンと手の感覚。
『……！』
思わず顔をあげれば優しい顔をしてて。
樹のこんな顔、初めて見た。
樹「もしかしてさ、俺のこと知ってる？」
どきり。
これは何て答えるべきなんだろう。
『し、知らない…です』
樹「そっかー。俺も頑張らなきゃな(笑)俺君とどっかで会ったことある気がするんだけど気のせいかなー」
『き、気のせいです！！！』
くい気味にそう言ったら、笑われた。
樹「まだここにいるの？待ち合わせ？」
『え、あーうん。じゃなくて、はい！もうすぐ来ると思うんで！』
樹「俺行くけど、知らない人に付いていかないこと！わかった？」
『あ、はい、わかってます。でもさっきのは不可抗力です』
樹「まぁそうだな(笑)じゃあ気を付けるんだよ」
そう言って、私の頭を再びポンポンってすると去っていく樹。
焦る。
とりあえずバレてない？
見たことあるって言われたときは焦ったけど。
てか、樹のあんな顔初めて見た。
あんな顔、するんだ。
あれは確かにモテる理由がわかる。
美「Aー！ごめーん遅くなった！！」
寝坊したみっちゃんが到着。
『…みっちゃぁぁぁぁぁん』
私はそのまま彼女に抱きついた。
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ヒヨリ - こんにちは！ドS王子のほうでもコメントさせていただきました！どちらもおもしろくて最高です！ (2018年12月2日 20時) (
レス) id: 61e4e164fd (このIDを非表示/違反報告)
七星(プロフ) - 雄也Loveさん» こんにちは！ありがとうございます！男装ものってあまりないよね？って思って書き始めました(笑)更新がんばります！ (2018年12月2日 20時) (レス) id: c3d40b923e (このIDを非表示/違反報告)
雄也Love - こんにちは!初めて男装物の小説を読みました。とっても面白くて、ハマりました。更新頑張って下さい! (2018年12月2日 14時) (レス) id: daf4ebc037 (このIDを非表示/違反報告)
七星(プロフ) - ひかりさん» ありがとうございます！私も自分で書いてて、じれったいなぁ！なんて思ってます(笑) (2018年11月20日 8時) (レス) id: c3d40b923e (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 面白すぎます！これもう、メンバーに女って言って北斗とくっついて欲しいっす笑 (2018年11月20日 3時) (レス) id: ff1c992370 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：七星
| 作成日時：2016年7月12日 10時
