#116 ページ17
.
「A起きて」
微かに聞こえる声で少しずつ現実に戻される。
『ん、じゅり？』
樹「うん、そー樹」
すっかり爆睡してしまった。
気付いたら車はどこかに止まってる。
樹「すげーヨダレたらして寝てるからどんなうまいもんの夢でも見てんのかと」
『え、うそ！？』
樹「うん、嘘(笑)」
『………嫌い』
樹「ごめんって(笑)ほら、着いたから降りよ」
樹に促されて車を降りると
『わ！海！』
そこに広がってたのはまだ少し季節には早い海。
樹「ここ綺麗っしょ。俺の穴場スポット(笑)」
『さすが樹。海が似合うね。』
樹「だろ(笑)」
まだちょっと早い海に、裸足になって足をつけてみたり。
少しまだ寒いかも。
樹「風邪ひくぞ(笑)」
『大丈夫ー！風邪引かないから！』
樹「どの口が言ってんだよ(笑)」
しばらく樹を巻き添えにしてはしゃぎまくって、
あー。疲れた。
なんて頃にはもう夕方で。
『ね、樹。すごい綺麗』
樹「これ見せたかったんだよねAに」
そう言ってくれた樹と一緒に見てるのは綺麗な夕焼け。
『これじゃどっちが誕生日か分からないじゃん。』
樹「いいんだよ、お前と一緒に見れてることが俺の誕生日プレゼントだし(笑)」
『ふふっ(笑)なにそれ(笑)。あと、これ。私から樹へ。』
樹「え、なに。くれんの？」
『大したものじゃないけど』
そう樹に渡した誕生日プレゼントは、前に樹が欲しいって言ってたキャップ。
樹「これ俺が前に言ってたやつじゃん！なんなの？俺をどうしたいの？」
にやにや眺めては、どう？似合う？って被ってみたり。
『似合ってるよ、めちゃめちゃ。』
それを聞いたらさらににやにやしてて、
樹「あー！もう好き！笑」
『わ、ちょっと！』
突然ぎゅーってされて足元がふらつく。
『もう離してよ〜』
樹「北斗やめて俺にしない？」
『はぁ？』
樹「抱き締めたくらいじゃ動揺しないのさすが瑞希くんだわ」
『ハグなんて撮影で何度もしてきたわ』
どう考えても同一人物に見えないんだよなぁ
Aちゃんはめちゃめちゃ可愛いのに
なんてブツブツ言いながらも離してくれました。
可愛げなくてごめんなさいね。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1745人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ユキト(プロフ) - 一気見しました、めちゃくちゃ読み応えあって感動しました。 (2021年6月24日 19時) (
レス) id: 08a263e11b (このIDを非表示/違反報告)
里紗(プロフ) - 最後の挨拶泣きました…SixTONES最高…泣 (2020年3月11日 1時) (レス) id: 33f1393f8c (このIDを非表示/違反報告)
ななし - 最高すぎました！！！もう最高すぎて一気読みしました！幸せです！ありがとうございました！ (2019年12月5日 2時) (レス) id: 09448a4c02 (このIDを非表示/違反報告)
SixTONES最高！ - 今、読み終わったのですが、気づいたら涙出てました笑笑 ものすごく面白かったです！！！ 夜中に読み始めて、もう読み切ってしまいました笑 これからも応援してます！！、 (2019年12月1日 2時) (レス) id: d785289e0f (このIDを非表示/違反報告)
七星(プロフ) - 3さん» ありがとうございます！番外編も書けたらいいなぁとは思ってるので気長にまっててもらえたら嬉しいです(笑) (2019年11月8日 21時) (レス) id: a7e4affc93 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：七星
| 作成日時：2019年4月28日 6時
