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、
『ありがとう、奢ってもらっちゃって』
「俺が来たかったから。この後な」
「北斗くん！」
彼が笑顔で次の予定を話そうとしているのを
遮るように聞こえてきた彼の名前を呼ぶ声。
それは、間違いなくあの時電話越しに聞こえてきた声だった。
「なん、でここに」
彼はひどく動揺した様子で小さく呟く。
その様子に、声をかけてきた女の人はチラッと私の方を見て鼻で笑った。
「北斗くん、こちらは？」
サラッと彼の腕に触れた彼女は私を上から下まで舐め回すようにみた。
『初めまして、中野Aです』
冷静なふりをして名乗ったけど、内心気持ちがめちゃくちゃだ。
松村くん、その手を振り払わないのはなんで？
なんでそんな気まずい顔をしてるの？
その疑問は彼女が名乗ったことにより少しだけ納得することとなった。
「ああ。あなたが！私は平本 絇子です」
絇子、そうか。
あの、社長の一人娘だ。
「あなた、私が誰か分かっても
そんな態度なの？」
社長の一人娘、とはいえ彼女の立場は
雇われの一社員に過ぎないし
失礼な態度はとっていないのに何を改めろというのだ。
私が頭に疑問を浮かべていると
彼女は苛立ったのか松村くんにさらに密着するように近づいた。
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Minori Miura(プロフ) - めちゃめちゃ続きが気になります！楽しみ！ (6月30日 8時) (
レス) @page24 id: 49c573fac4 (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - やっぱり何処にでもこういう親の力利用した性悪の女の人っているんですね、せっかく再会できたのにこれ以上傷つけて苦しめないでほしい。更新楽しみにしております。 (2022年7月16日 16時) (レス) @page18 id: c691eeba4c (このIDを非表示/違反報告)
ばぶみ(プロフ) - れんたるおとうおーんずのパスワードを教えていただきたいです！ (2022年2月22日 14時) (レス) id: 51665b7397 (このIDを非表示/違反報告)
Runaaaaa(プロフ) - あさん» コメントありがとうございます。ゆっくりではありますが、更新していきますのでよろしくお願い致します！ (2022年2月20日 13時) (レス) id: e15e87d375 (このIDを非表示/違反報告)
あ - すごいお話が好きです！続きが気になります♡ (2022年1月25日 3時) (レス) @page6 id: 2662a4d3ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：riri2
| 作成日時：2021年10月15日 1時
