ねこといぬの恋の話 (ページ34)

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「へぇ、歓迎会いいじゃん」

たまたま、昼に私のいる方面に行くからと
連絡があり

一緒に近くのファミレスで昼ごはんを食べながら
今朝のことを報告する。

『私、幹事だって。
飯沼さん推薦で』

「絶対嫌われてるもんな、中野」

『やっぱりそう思う？
まあ仕方ないけどさー』

この前たまたま聞いてしまった
噂話をすると、高地は飲み物をブッと吹き出しそうになり

「ヴェホッゲホゲホ」

慌てて止めた為、変なところに飲み物が入り
咳き込む。

「はー、びっくりした
中野が俺を狙ってるとか一生ありえない話だな」

『だよね』

「まー、北斗とのことは
ガチにすればいいんじゃん」

『ガチ？』

「そう。付き合っちゃえば
どっちがアピールしたとか関係なくなるし」

付き合っちゃえば、って簡単に言い過ぎな髙地に
思わずため息が溢れる。

しかし髙地は何も気にしていない様子で

「だって、中野、態度変わってきてない？」

客観的にみた、最近の私と彼の関係性を指摘してきた。