SixTONES短編集 (ページ8)

今日:3 hit、昨日:19 hit、合計:3,581 hit

・ページ8

・

『久しぶり！！ A元気にしてた～？？』

ざわつきだす周りとそんなのお構い無しに話す彼。

見た目だけでなく、言動や行動までもとは……。

久々に再開した幼なじみは“不良”でした！？！？！？

とりあえず、周りが騒ぎ出したので、かりなとゆなに一言言って彼の手を引いて人気のない階段へ行く。

『Aって意外に大胆？』なんて笑う彼。

「あんたが注目を浴びるようなことをしたからでしょ！？」

『でも、先に話しかけたのAじゃん！』

(う"……。)

正論を言われて何も言えない私とそんな私をからかう彼。

『でも、嬉しかった。』

「え、？」

『そりゃあ、別れても離れても忘れきれない好きな人からの呼び出しだべ？』

昔と変わらない方言と彼の爆弾発言に心臓が鳴りやまず、理解が追い付かない私。

そんな私を置いて彼は話を続ける。

『ずっと好きだよ。Aのこと。昔から、ずっと……。』

「は、はぁ。」

やっとのことで言葉を放つ私に大きな溜め息をつくと、彼は言った。

『A、付き合ってよ。』

「え、？やだ。」

『即答かよ。樹くん泣いちゃう。』

「そんな久々に会ってその見た目で告白されても、信憑性が……。」

『じゃあ、俺がAのこと好きって分かれば付き合ってくれるの？』

「んー、それもそうだけど、樹くんのことを私が好きになったいいよ？」

もう既に樹くんに堕ちてるけれど、少しからかいたくなって言う私。

『んなら、頑張ろ。』

「え、？あ、うん。。」

意外にもすんなり信じたピュアな彼とそんな彼の反応を楽しむ私。

彼に好きと伝えるのはもう少し先になりそうです。

FIN.