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神宮寺side
準備しといで、と部屋にAを行かせて10数分。なかなか出てこない、遅いな。
神宮寺『Aー、開けるよ？、』
倒れてたりしたら、と思って断りを入れて部屋を覗く。
『……ぁ、っ、ごめ、じゅんび、できてなくて、っ、』
泣き腫らした顔で、準備できてないとおろおろと謝るA。
神宮寺『……A、ストップ。
学校おやすみしよっか、今日。ちょっと休憩する日も必要じゃない？、』
わたわたするAの動きを止めさせて、座らせる。そんな泣き腫らした顔で、そんな心がしんどいのに学校なんて行かせられない、
『……ん、っ、』
Aもすこしほっとしたのか、また涙がほろほろ出てきちゃって。
神宮寺『もー、泣きすぎ。笑、……落ち着いたらさ、買い物付き合ってくれない？、今日紫耀と買い出しなんだわ、気分転換にどう？？』
『いく、……っ、』
神宮寺『ん。笑、じゃあ、準備できそう？、といっても、目冷やすくらいか、笑、』
やっと少し笑ってくれて。久しぶりに見たかも、Aの笑顔。
そのあと、紫耀とAと買い出しへ。
紫耀もAの気が晴れるようにって少し遠くの海の近くの買い出し施設まで車を出してくれて。
買い出しも終わって、そろそろ昼ごはんどきだねーなんていいながら、車を走らせてると、
『あ、……』
神宮寺『A、覚えてる？笑、Aはじめ迎えに行った時さ、ここのたい焼き買ったよね、』
平野『うーわ、なつかし！笑、俺もいたわ、』
『……うん、カスタード、』
神宮寺『食べる？、』
『……うん、』
Aが病院から施設に入る時、ここのたい焼きさんでたい焼きを買ってあげたんだっけ、
初めて食べたのか、最初こそちびちび食べてたけど、カスタードが美味しくて口いっぱいに頬張った顔が可愛くて、
神宮寺『焼きたてだって、あっついから気をつけて、』
『……あっち、』
バックミラー越しに様子を見ると、ゆっくりだけどちゃんと減ってる。
平野『A、美味しいねー、』
『うん、』
大きくなっても、やっぱり目をかけたい、ひとりの小さな女の子。
少し心が回復して、表情に余裕ができたのが見れて俺も安心したよ。
Fin
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うな！ - 北斗君のはなしの続きみたいです！ (2023年3月24日 21時) (
レス) @page29 id: 4785f44992 (このIDを非表示/違反報告)
まあちゃ - 海人くんの話めっちゃ面白いです!! また続きを楽しみにしてます！ (2021年5月16日 6時) (レス) id: d30134cb32 (このIDを非表示/違反報告)
まあちゃ - 海人くんの続き見たすぎます！ 主様の作る物語はほんと面白いですし，中に入りこんじゃいますね（笑） 主様も色々大変な事もあると思いますけど，投稿してくれる日を気長に待っていますね！ (2021年4月19日 0時) (レス) id: d30134cb32 (このIDを非表示/違反報告)
まあちゃ - 海ちゃんの続きめっちゃ見たいです!!楽しみしています！ (2021年2月27日 11時) (レス) id: 286275c187 (このIDを非表示/違反報告)
游 - 続けてのコメントですみません(>_<) ここは漸化式使うんでしょ、そのあとにああして、 中学受験高校受験ってこんな難しい問題が あるんですね｡｡｡ 初めて聞いたという見た公式だったので...。 (2021年2月9日 13時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊架 | 作成日時：2020年12月8日 14時
