Starlight _hokuto.Y_ *2

23 ページ23

北人side




それから数日後、隼さんとAの働いているであろうカフェに行くことになった





木造のそのカフェは外観だけでも落ち着く温かい雰囲気が漂っている





ｶﾗﾝ





心地よいベルの音をたててドアを開くと





想像通りの素敵な場所だった








『 いらっしゃいませ 』




奥からカフェの制服を身にまとい歩いて来たのは







俺の会いたかった人








A『 …2名様でよろしいですか？ご案内します。 』








一瞬戸惑った表情を見せたけど




すぐに笑顔で対応してくれた




案内してくれた席も個室調になった周りのお客さんから顔や姿が見えづらい席





芸能人だから気を遣ってくれたんだな






A『 ご注文がお決まりになりましたらお呼びください。』






隼『 あ、とりあえず今日のおすすめコーヒーセット2つお願いします！』





A『 かしこまりました。少々お待ちください。』






カフェの制服がすごく似合っててドキドキしてしまう。美人が際立ってる。






しかもあの穏やかな笑顔と接客





隼『 おい、北ちゃんあの店員さんと知り合いなの？！めっちゃ美人なあの店員さんと！』







「 え、あ、はい。そうなんです。」







Aのことを考えてぼーっとしてしまった






口元も緩んできてるし、ヤバい。







隼『 はー、なるほどね。大方察しはついた。コモリさんの観察眼を舐めるなよ！笑 』







隼さん、変なスイッチ入っちゃったよ…






ニヤニヤと見てくる隼さんにニッコリと微笑み返した

24→←22

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す