私がオタクを辞める時

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周りがモニターに反応を示してる中、私はずっと放心状態で

じゅりが私の名前を呼んでくれた。今までだって、特別に感じていたのにもっと距離が近くなった気がした

チケットを譲ってくれたお姉さんに

「じゅりと知り合いなの？」

「じゅりに話しかけられてたね。」

「もしかして、噂のガオーの子？」

と、怒涛の質問を受けた


私は、「多分、ガオーです。はじめて声かけられました…」

「そうなんだ！えー、私まで嬉しいな♡ 」

とコソコソ喋っていたら


じゅりが
「そこー！もう曲始まるから静かにね！」って注意してきた。
元はと言えば、じゅりがあんなことするからなのに…って思いつつも、首を縦に振れば
「いい子は俺好きだよ」と爆弾発言しつつ頭ポンポンの動作をしてくれた

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