2枚目…リオネス ページ3
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『え？僕、行っちゃダメなの？』
「えぇ…ついさっきヘルブラム卿から伝達があってね貴方は次の作戦まで待機してろって言われてるのよ」
任務当日、ギーラが何やら少し焦った顔で僕の部屋に来た
何事かと思い話を聞く
内容は僕は今回の任務にはいかずにギルサンダーに着いていけとの事だった
いつもの事だから慣れているがたまにはギーラと仕事がしたいと思った
『ハァ…またか…』
「そんなに落ち込まないで、次の任務は一緒だから」
『うん、そうだね。ギーラ、無事に帰ってこなかったらジールに怒られるよ？』
「それだけは避けておかなきゃね。
それじゃあ、言って来るわ」
そう言い綺麗な黒髪を揺らして任務に行ったのはたった一人の大切な幼馴染。
幼い頃に父を無くしてずっと弟と二人だけの生活
…いや僕もいたからたった三人での生活…かな？
まぁとにかく僕にとってギーラは居なくてはならない存在
『頑張ってねー！！ギーラ！！』
大きく手を振るとギーラも小さく振返してくれる
ギーラの姿が人混みに紛れて見えなくなると僕はふぅと息を吐く
・
『…いつまでそうやって僕の事監視してんの？
自称王国一の魔術師さん…？』
毎日この時間になると彼女はいつも僕に着いて回ってる
それも姿を消して僕やギルサンダーの事を監視してる
「フフフ…流石は私のお気に入りの騎士ね…
よく気配に気づいたわね」
そう言い姿を現したのは人間の手を組み合わせたような銀の仮面を着け真っ赤なロングドレスに身を包んだ魔術師
何故か僕は彼女に気に入られている
『で、何か用？』
相手をするのがめんどくさくて素っ気無く聞く
「あら、彼女と私じゃ随分と態度が違うのね…少し悲しいわ」
『そんなの知らないよ』
――だって君がマーガレットを閉じ込めてギルサンダーを脅迫してるのは知ってるよ？――
何でそんな奴にギーラと同じように接しなきゃいけなのか分からないと思いながら僕は何もなかったかのようにその場を去る
「ほんと…つれない人ね…………でも、そこがまた可愛いんだから…あの子は」
そんな会話を聞いて寒気を覚えたのは言うまでもない
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めぐみん - ものすごく面白いです！更新頑張って下さい。よかったら〈最強美少女は８人目〉を見てみて下さい♪ (2015年3月1日 15時) (
レス) id: f779775919 (このIDを非表示/違反報告)
はれま - シルクさん» ありがとうございます！！面白い…マジですか…嬉しいです！！これからも頑張ります！！お願いします！！(^^ゞ (2015年3月1日 1時) (レス) id: ba4047b925 (このIDを非表示/違反報告)
シルク(プロフ) - なんと聖騎士側とは新しい！すごい面白いです！頑張ってくだい！応援してます\( °д° )/ (2015年2月28日 22時) (レス) id: 90c8c34a1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はれま | 作成日時：2015年2月25日 21時
