episode 3 ページ5
───
「首領、太宰です」
シーン──…
沈黙が流れる。
えっなんか中から話し声が聞こえるんだが
えまって嫌な予感がする
「失礼します」
太宰さんはそう云うと首領室の大きなドアを開ける。
はえーおっきいなあ…
中に入って1番最初に目に入ったのは
首領らしき男性が、半裸の幼女を追いかけている様子だった。
「森さん……」
『えっ…と？？太宰さんこれはどういう…』
「いいかいAちゃん
こういう時は何も口にしちゃいけない。
何も考えずにただじっと死んだ目で見つめるんだ」
そう云って太宰さんは首領を死んだ目で見つめる
いたいけな少女に何教えてんだこの人
僕は教えられた通りに死んだ目で(もともと)首領を見つめる
「太宰くん！？何を教えているんだい君は！？」
「今後こういう人が居たらどうすればいいか」
『覚えました、こうすればいいんですね。』
「君も覚えちゃダメだよ忘れて！？」
この人面白いね
いじったらもっと面白そう
『ところで太宰さん』
「なんだいAちゃん」
太宰さんは前を向いたまま云う。
よし、少し遊ぶか
『僕たちって
なんで此処に来たんでしたっけ』
「Aちゃんを首領に紹介するためだね」
『その首領って彼の方ですよね？』
「そうだね」
僕たちの会話はテンポよく進んでいく。
見張の人たちは冷や汗をかいているけど僕らには知ったこっちゃない。
『その首領は
半裸の幼女をドレス片手に追い回してるんですか？』
「やばいねー」
『ですねー
金髪幼女さん早く服着ないと風邪引いちゃいますよ』
「首領のせいで？かわいそーう」
首領の背中に何かがグサグサ刺さっていくのが見えた気がした
『ところで、あの金髪幼女さん誰の子なんでしょうか』
「若しかして誘拐？こわーい」
『ほんとーこわーい、通報しなきゃー(棒)』
金髪幼女さんはいつの間にか服を着ていて僕の隣にいた
『金髪幼女さん大丈夫ですか？
首領(仮)に何もされてないですか？』
「…怖かったわ
半裸にさせられて無理やり服を着せようとしてきて…」
『可哀想に…』
しゃがんで金髪幼女さんに話しかけるとおふざけにノってくれた。
首領はすっごい泣きそうな顔してた。
おもろ
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ほこり(プロフ) - 天然石さん» すみません！ご指摘ありがとうございます！実はお恥ずかしながら、お話を書いた時に題名を書き忘れて、そのままページ数で出てしまったみたいです。本当にありがとうございます！！ (5月1日 21時) (
レス) id: a2a3707143 (このIDを非表示/違反報告)
天然石 - 9と10がないです (5月1日 21時) (レス) id: 9e1c69280d (このIDを非表示/違反報告)
ほこり(プロフ) - あさん» ありがとうございます！嬉しいです！ (5月1日 18時) (レス) id: a2a3707143 (このIDを非表示/違反報告)
あ - すっっっっっっっっっっっっごい面白かったです！ (5月1日 16時) (レス) id: 8227299365 (このIDを非表示/違反報告)
美来 - おもろしどす (6月26日 13時) (レス) @page8 id: 37ce8859f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくらねこ | 作成日時：2023年5月17日 10時
