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「そういう君…Aは？学生？」
「うん、まぁ、そんなとこです」
なんか微妙な返しをして
ふふふっと微笑む。
そんなとこってなんだよ。
まぁ、俺は人にそんな興味がないから
言う気がないならそれ以上は聞かない。
「俺、昼からバイト入ってるからもう用意するけど
Aはバイトとかしてないの？」
俺の食器も一緒に運んでくれ
カチャカチャと洗い物をしてる君の後ろ姿
俺は古びたヨレヨレのTシャツを君の畳んでくれた固まりの中から引っ張り出して着た。
洗濯してくれたのか
少し懐かしく新しい柔軟剤の香りがした。
「バイト、してますよ。
今貯金貯めてるんで。」
「ふぅん。それが貯まったら出ていくわけね」
少し意地悪で言ったつもりだった。
なのに君は
「はい、もう少しの辛抱ですから」
くるっと振り返りさみしそうに微笑んだ
そんな君の表情から
感情を読み解くのは
俺には難しい。
「…っていうかよく知らない男と暮らせるよね
俺だったらすぐ実家戻るわ。」
その俺の言葉に少し黙り込み
濡れた手を拭いて俺の元によってきた。
「遅刻しますよ？」
そう言って俺の腹あたりに赤いチェックの包を押し付ける。
「え…お弁当？」
こくん、と頷き
また君の唇が縮まった
「お仕事頑張ってくださいね
家帰ってくる頃には私も戻ってます。」
よれたTシャツの裾をピンッと引っ張り
何故か君が困ったような顔をする
「服なんか買ってる時間ないから…！」
俺は小っ恥ずかしくなり、
足早にドロドロのコンバースに足を突っ込んだ。
ふと後ろを振り返ると
君が手を振っていた。
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アサヒ(プロフ) - 櫻子さんのお話いつも楽しく読んでいます。太陽が眩しいのお話もう見られないのでしょうか？これからも楽しみにしています。頑張ってください！ (2018年5月9日 0時) (
レス) id: c89660540f (このIDを非表示/違反報告)
咲(プロフ) - https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10161148135←こちらに記載されてました。 (2018年5月6日 14時) (レス) id: 6ad02585f3 (このIDを非表示/違反報告)
咲(プロフ) - 失礼しますが･･。ニートとは働く気がない人の事を言うのであって働いてる人(バイトなど)の事はニートではなく「フリーター」と呼ぶと思います。 (2018年5月6日 14時) (レス) id: 6ad02585f3 (このIDを非表示/違反報告)
夢紅(プロフ) - はじめまして。櫻子さんの世界観がどストライクすぎて…。何かがぐっと溢れ出てきそうになります（笑）素敵なお話です（ ; ; ）更新楽しみに待ってます。 (2018年5月5日 2時) (レス) id: 3f3578b7d4 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 続きが楽しみです。 (2018年5月3日 22時) (レス) id: 3d5cc8d928 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：櫻子 | 作成日時：2018年5月3日 13時
