今日もこの森の中で【ALL】 (ページ49)

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〜30分後〜

『今日全然出なかったなー。負け負け！ユンギヤは？』

『ジニヒョンもですか。チッ、2万スりました』

『最近食いぶちが増えたせいで懐が寒いね。どうしてくれよう』

『半分あの白雪姫モドキのせいですよ』

仕事ではなく、新台が出たと張り切ってパチりに行っていた7人が帰ってくると

誰がどれだけ勝ってどれだけ負けたか

ベッドのお姫様には一切見向きもせず、各々今日の成果について話し出します

明らかに視界に入る場所で横たえているというのに……

夜の中やはりお金なのでしょうか

世知辛いものですね

「ゴホンッ！んん゛っ！ゴホゴホ！！……ジンく……オッパ!ジニオッパ!!」

『お？ん？あぁ〜〜。ヤァータイヘンダミンナ！A姫が息をシテイナイ！』

『それならこの僕、チョン・ジョングクの口付けで、ってなにこれ！僕NGって何！！！』

あまりにも思い通りに進まず、姫はもう涙目です

『テヒョンアー薪割り手伝ってくれない？もう残り少ないんだ』

『は〜い！終わったらおやつタイムにしましょうねっホソギヒョン！』

涙……目…………

『A。後でしっかりカンさんに謝罪しろ？それと、ジミニならお前には目もくれず一番風呂行ったぞ』

今の姫にとって最も残酷な言葉を放ち、筋肉小人を残して次々と部屋を出ていく薄情者たち

『ヌナ目ぇ瞑ってるから、ジミニヒョンがキスしても僕がしても同じだよね？』

「……………………ｸﾞｽｯ」

『何も言わないってことはいいってこと？――っていうか唇カサカサだよ？お姫様ならそこら辺ちゃんとした方がいいんじゃないの』

『ジョングガァー!シャンプーもうない!僕出れないから持ってきてー!!』

『はーーい分かりましたーーー！！なんか、今日はもういいや。そのままお眠り。じゃあね』

とうとう全員に見放されてしまいました

電気まで消さなくていいでしょうに

あまりにも不憫すぎるエンディングにいよいよ涙が頬を伝い、枕をびしょびしょに濡らしたのでありました

その後A姫を心配して戻ってきた、本当は心優しい魔女に乗り換えた7人は

新体制の8人で仲良く暮らしましたとさ

めでたくないめでたくない

【茶番劇〜白雪姫〜】┈ 𝒇𝒊𝒏.

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