𓆂(𝐽𝑁) ページ41
.
𝑺𝒆𝒐𝒌𝒋𝒊𝒏 𝑺𝒊𝒅𝒆 𓂃𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣
俺はAとテヒョンイに小さな嘘をついた
大したことじゃないけど
本当にちいさい嘘
2人には俺らの後ろをつけ始めた時に気づいたって言ったけど、実はもっと前から気づいてたんだ
ジヘヌナが来るようになって数日経った頃、やたらと俺の顔色を伺うようになったテヒョンイ
あの子は素直で正直な子だから思ったことや感じたことはすぐに顔に出てしまう
それに、それを隠そうともしない
きっと俺とヌナの関係性を勘違いしてるんだろうね
何を企んでいるのかな
大方ジミニたちとからかおうと思ってるってとこかな?
ほらほら今もテーブルを拭く手が止まってるよ
ほんっと、分かりやすくて可愛いやつだなぁ
視察の日はまさかここまで着いてくるとは思いもしなくて驚いたよ
日程の相談まで聞かれてたなんて
それになんだよその変な格好、思わず吹き出しちゃったじゃないか
普段俺の服のことはイジってくるくせに、それじゃ人のこと言えないぞ
カフェに入っても君たちは上手く隠れてるつもりかもしれないけど、そっち側から見えるってことはこっちからも同じなんだよ
それに競極めつけはAの競馬新聞
いくらなんでもこの洒落た店でそれはやりすぎ
浮いてるって本当に気付いてないの?
あといちいち声がデカい
ヌナも“ 明日は腹筋筋肉痛で間違いないわね ”って笑いすぎて涙まで流しちゃってるよ
一応仕事中だから真面目に話し合わないといけないのに
向こうにばかり意識が向いてしまう
あぁ、ユンギヤ………………
ばっちり目が合っちゃったね
ちょっと見すぎちゃったかな
かわいい弟妹たちのお遊びに
もう少しだけ、付き合ってやってね
【 謎の美女と、ハンサムと 】┈ 𝒇𝒊𝒏.
.
538人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:綻 | 作者ホームページ:https://twitter.com/_hokorochan_
作成日時:2022年11月27日 21時