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俺はもう今しかないと思って、
Hokuto「そういえばさ、
Aちゃん、ってさ、彼氏いないの？」
と、ぎこちなく名前を呼んで聞いた。
「Aで良いよ？笑
いないよ〜いるのに男の人の家行ったらダメでしょ？」
なんて言うから、
じゃあ昨日の男の人は、と聞くと、
「あ〜、昨日の人は私の会社の人だよ？」
と、まさかの答えが返ってきて、
Hokuto「え、」
なんて拍子抜けしてしまった。
「昨日はね、打ち合わせしてたの。
会社は貸しビルだから20時までしかいられなくて、
でもアイドルの方たちのこういう話って
あんまりオープンにできないからさ、
だいたい個室のお店で打ち合わせするんだ。」
Hokuto「あ、そうなんだ、」
考えても見なかった。
そんなこと。
でもそれくらい慎重に俺らのことを考えてくれてるんだって思ったら嬉しくて。
Hokuto「ありがとう、俺らのこと、そんな風に考えてくれて、」
まっすぐ彼女の顔を見て言う俺に、
「ん？全然だよ。私が好きでやってる仕事だから。」
と嬉しそうに笑った。
ご飯を食べて、一緒に片付けをして、
そろそろ帰るね、と言う彼女に、
正直もう少しゆっくりしていけば良いのに、
なんて思ったけど、
ここでそんなこと言うのも
付き合ってもないのに図々しいかな
なんて思って、素直に従った。
Hokuto「送るよ、」
と、車の鍵を取った俺の手をつかんで、
「ダメだよ、ほくとくんはアイドルだから、バレたら大変でしょ？
外明るいから余計にね！」
と、車の鍵をもとに戻して
色々とありがとう！と笑った。
Hokuto「そうだね、」
そんなこと言われるなんて思ってなくて、びっくりした。
女の人なんてみんなすんなり送ってもらうもんだと思ってたから。
Hokuto「こちらこそ。ありがとう。楽しかった！」
気をつけて帰ってね、と彼女を見送ってから
少しして、彼女から律儀にお礼の連絡がきて、
そんなとこもやっぱり良いなとか。
なんて返そうかな、とか
思ったりして。
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nkmr(プロフ) - 滴さん» コメントありがとうございます！頑張って更新して行きます(^ ^) (2020年5月25日 2時) (
レス) id: 8949c23d20 (このIDを非表示/違反報告)
滴 - こんばんは(*^^*) 夜遅くにいきなりすみません...。 物語読みました。 続きが気になります。 更新待ってますね。 (2020年5月20日 0時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nkmr | 作成日時：2020年5月13日 2時
