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Hokuto「お前、もう帰るぞ！」
Juri「ほくちゃん送って♡」
ベロベロな樹を連れて外に出ると、
神様の意地悪なのか、なんなのか、
入り口近くでタバコを吸っている男の人と、
その隣には俺を悩ませている彼女がいた。
「あ、」
バレないように帰ろうとしたけど、
樹が酔って俺の名前を連呼するせいで、
彼女がこっちに気づいてしまった。
Juri「あ〜Aだ〜！」
俺の気も知らず、樹が彼女の名前を呼んだ。
Hokuto「どさくさに紛れて抱きついてんじゃねえよ、」
Juri「ほくちゃんヤキモチ♡」
Hokuto「うるせぇな、」
早く樹を送って帰ろう、と思ってたところで、
「ほくとくん、大丈夫？」
酔った樹を反対側から支えながら
俺の方を向いて心配そうな顔をする彼女。
Hokuto「相当飲んでてさ、かなり酔っ払ってるみたいで、」
Juri「もう歩けな〜い」
Hokuto「...」
こいつは本当に、何を考えてんのか。
俺を見ながらニヤニヤしてて。
ここは人目につかない所だから大丈夫だけど、
こんなとこ週刊誌にでも撮られたらまじでヤバイぞ。
「あ、あの、私も樹くん送るの手伝おうか？」
Hokuto「はぇ...？」
まさかの言葉に一瞬耳を疑って、
変な声が出て、でも彼女は
「ほくとくん一人じゃ大変そうだし、それに私明日休みだから、」
なんて平然と言う。
きっと、なんの気も知らないんだろう、
でも、正直まだ彼女と一緒にいたいと思っているのも事実で。
Hokuto「あ、でも、」
一緒にいる男の人は、と言おうとしたけど、
彼女はもうその男の人のところにいて、
何やら話してからこちらに戻ってきた。
「彼には話してきたから大丈夫！」
なんて笑顔で言うと、
樹くん、タクシーのとこまで歩ける？なんて声をかけてて。
男の人は俺らの方にペコッと一礼すると、
駅の方に向かって歩いていった。
「ほくとくん、タクシーの所まで行こう？」
Hokuto「あ、うん。」
彼女にべったりくっついている樹を無理やり引き剥がして、
俺らはタクシーに乗り込んだ。
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nkmr(プロフ) - 滴さん» コメントありがとうございます！頑張って更新して行きます(^ ^) (2020年5月25日 2時) (
レス) id: 8949c23d20 (このIDを非表示/違反報告)
滴 - こんばんは(*^^*) 夜遅くにいきなりすみません...。 物語読みました。 続きが気になります。 更新待ってますね。 (2020年5月20日 0時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nkmr | 作成日時：2020年5月13日 2時
