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昨日の打ち合わせの後からずっと、
家に帰っても仕事をしてるときも、
なんかソワソワしてて。
連絡しようか、でも連絡する内容なんて無いし、
流石に昨日の今日で速攻で連絡するのはきもいか、とか。
Juri「なんかあったの？」
と、いつもの如く人の変化に敏感な樹が
俺に飯でも行こうぜ、なんて話しかけて来た。
でも俺は絶対に、連絡先を交換したなんて言わないからな。
謎の対抗心のような感情を持ったまま樹とご飯に来た。
Juri「なんかあったべ、て言うか、連絡先交換したんでしょ？」
Hokuto「んぇ！？」
いつも行く個室のお店で、
樹の唐突な言葉に、食べていた刺身を思わず
口から飛ばしそうになった。
Juri「昨日、俺見ちゃったんだよね〜」
ほくとも意外とそういうことすんだね、
なんてニヤニヤしながら俺の顔を見て来る。
俺が初めて会った子に自分から連絡先を聞くなんて、
今までなら絶対になかったことだから。
でもまさか見られてるなんて思わなかったし。
Hokuto「うん、まあ。なんか気になって。」
これは本当のことだし、
樹にバレてるのにどうこう言ってもしょうがないかと。
Juri「確かに可愛いしね。ほくとのタイプっぽい。」
目の前で唐揚げを頬張りながら言う樹。
Hokuto「俺はさ、万人受けを狙ってない感じの子が好きなのよ。服装とかも。」
彼女は洋服の仕事をしているだけあって
着ているものはもちろん、
さりげなく付けている小さめのアクセサリーが
どれもみんなオシャレで、
なんとなく俺と同じような好みなのかなって。
樹はお酒を一気に飲み干してから、俺も恋してぇなんて言った。
これは恋なのか、
Juri「完全に恋の始まりだろ。」
また心の声が漏れていたらしい。
Hokuto「恋、か。」
いや、待てよ。
俺はアイドルだぞ、恋なんて、、
なんて考えてるうちに樹はどんどん飲み進めてて、
Hokuto「明日休みだからって飲みすぎんなよ〜」
なんて注意すれば、
Juri「はあい。でもほくとが送ってくれんでしょ？
恋話を聞いてあげるついでに！」
なんてケラケラ笑う樹に
都合いいやつだな、なんて言いながらも、
ほんとは誰かに話したかったのかもしれなくて、
まあ、今回は甘く見てやるか。
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nkmr(プロフ) - 滴さん» コメントありがとうございます！頑張って更新して行きます(^ ^) (2020年5月25日 2時) (
レス) id: 8949c23d20 (このIDを非表示/違反報告)
滴 - こんばんは(*^^*) 夜遅くにいきなりすみません...。 物語読みました。 続きが気になります。 更新待ってますね。 (2020年5月20日 0時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nkmr | 作成日時：2020年5月13日 2時
