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それから俺らは衣装のコンセプトとか
イメージを話し合って、
こういう風にしたいとか、
それに合わせて彼女がラフ画を書いたり、
メモを取ったりしてて、
デザイナーってすげえんだなって思いながら
出来上がりを想像して見たり。
俺も洋服が好きだから、すごく楽しい時間だった。
「次の打ち合わせの時に
実際にデザインを描いたものと、イメージの素材も持ってくるので、
その時にまた詳しいこと決めましょうか。」
打ち合わせも終わって、彼女のその言葉に
みんな同意して席を立ち始める。
Juri「ありがとうございました〜！」
「こちらこそ、ありがとうございました！」
そう言って樹に笑かける彼女を見て、
謎のジェラシーを感じて
Hokuto「あの、」
咄嗟に話しかけてしまい、
俺を見上げる彼女を前にして
何を言えばいいのか分からなくなった俺は
Hokuto「その、着てるニット、可愛いね、」
なんて、意味わかんない言葉が出てきた。
彼女は一瞬「？」と言う顔をしてからすぐに、
「ありがとうほくとくん！」
と笑った。
待ってくれ、
初めて呼ばれた俺の名前、
しかも下の名前で、
しかもすごく嬉しそうな顔で。
ヤバイ、なんでこんな今日初めて会って
初めて話した女の子にこんなときめいてんだ。
Hokuto「あ、うん。あはは、笑」
自分でもどう返事をするのが
正解なのか分からず、
ぎこちない感じになってしまって。
メンバーももう片付けて
帰る準備してるから、
いいのか悪いのか、この会話は完全に2人だけで。
次の打ち合わせは1週間後。
1週間なんて長いようであっという間に来るんだろうけど
その間にもっと彼女を知りたい、なんて思って、
Hokuto「あ、あのさ！
連絡先とか、交換しない？
連絡とか取るのに、事務所通したりするのも大変かなって、
メンバーに連絡するのとか、俺やってるし！」
完全に嘘をついてしまった。
メンバーへの連絡とかをやってくれてるのは樹なのに。
それでも、快く受け入れてくれた彼女と
連絡先を交換して、
「また連絡します！」
そう言ってスタジオから出て行った。
このことはメンバーには
絶対言わないでおこうと思った。
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nkmr(プロフ) - 滴さん» コメントありがとうございます！頑張って更新して行きます(^ ^) (2020年5月25日 2時) (
レス) id: 8949c23d20 (このIDを非表示/違反報告)
滴 - こんばんは(*^^*) 夜遅くにいきなりすみません...。 物語読みました。 続きが気になります。 更新待ってますね。 (2020年5月20日 0時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nkmr | 作成日時：2020年5月13日 2時
