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故クオーク博士のノートより ページ1
❁⃘*.ﾟ
我々は人間である。
人間は、とても罪深い生き物だと、大勢の誰かが言っている。
楽園へと到達できるのは、罪を浄化した者だけだと、神話にも聖書にも書いてあった。
我々は楽園へと到達できるのだろうか。
否、我々はあまりにも穢らわしい。
我々の世界は楽園へと到達できないのだろうか。
否、我々は術を持っている。
他並行世界の、成長が止まった世界。
『神』から見放された七つの世界を七つの大罪の名を付け、その世界を消滅させる。
人間の穢れ、罪へと導くものの権化である世界を消滅させれば、きっと我々は浄化され、楽園へと到達することを許可されるのだろう。
我々の世界『幹』が楽園へ成長するには、不必要な世界『小枝』を伐採し、養分を必要な世界にのみ渡さなければ。
我々は、悪を滅ぼし、世界樹を成長させる。
我々は、正義なのだ。
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作者名：ホッケ | 作成日時：2020年9月27日 12時
