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橋本side
撮影の帰り最寄駅の近くのレストランが目に入りチラッと見ると…。
えっ？A？？
そこには楽しそうにしているAと
1年4組の担任 辰巳先生だった。
気になる…。
なんなんだよ…。
そう思いながらAと辰巳先生が出てくるのを待った。
出てきたのを確認して以下にも偶然かのようにAに声をかけた。
「A…？あ、辰巳先生も一緒じゃん。飲み会？」
『あ、うん。そう…飲み会』
「帰るんでしょ？一緒に帰ろう？」
辰巳「え？家近いんですか？」
『あっ、はい。』
「ほら、行くよ！」
俺は先に歩き出す。
辰巳「じゃあ、橋本に任せようかな？じゃあまた明日」
『はい。また明日。失礼します！』
Aは走って俺を追いかけてきた。
そして隣に並んだ。
「本当に飲み会？」
『………。』
「知ってるよ。辰巳先生と二人だったんでしょ？」
『うん。』
「辰巳先生のこと好きなの？」
『そういうわけじゃない。』
辰巳先生と一緒にいる所を見てイライラした。
あの辰巳先生に向けられていた笑顔。
その笑顔を俺に向けてしてほしい。
俺はいきなり立ち止まりAの方を見た
「俺は本当にAのこと好きなのにAは誰を見てるの？俺じゃないの？Aが好きなのは誰なんだよ！」
全て俺のヤキモチ。
思わずAを怒鳴りつけてしまった。
『ごめんなさい…。』
Aは走って先に帰ってしまった。
追いかけることも出来なかった。
この日以降、一緒に登校するのを辞めた。
保健室へ行くのも辞めた。
できる限りAと関わらない生活を始めた。
．
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作者名：197651549 | 作成日時：2017年9月23日 1時
