47 ページ47
.
『お待たせしました。』
辰巳「こちらこそお待たせしてすいません。行きましょうか?」
『はい』
二人で歩きレストランに入った。
お互い注文をした。
辰巳「まさかA先生とこうやって会えるなんて思っていませんでした。」
『そうですか?』
辰巳「高嶺の花っていうか…高校のマドンナって感じじゃないですか?」
『いや、そんなことないですよ!』
楽しく話をしながらご飯を食べてちょっとだけお避けも飲んだ。
『今日はありがとうございました!』
辰巳「こちらこそありがとうございました!家まで送りますよ!」
『ここで平気です!明日も学校ですし…。』
辰巳「でも一人で帰らせるのは…。」
「A…?」
声のした方を見るとそこにははっしーが居た。
「あ、辰巳先生も一緒じゃん。飲み会?」
『あ、うん。そう…飲み会』
「帰るんでしょ?一緒に帰ろう?」
辰巳「え?家近いんですか?」
『あっ、はい。』
「ほら、行くよ!」
はっしーは先に歩き出してしまう。
辰巳「じゃあ、橋本に任せようかな?じゃあまた明日」
『はい。また明日。失礼します!』
そう言ってはっしーを追いかけた。
はっしーは歩くのが早くて追い付くのが大変。
やっとの思いで隣に並ぶ。
「本当に飲み会?」
『………。』
「知ってるよ。辰巳先生と二人だったんでしょ?」
『うん。』
「辰巳先生のこと好きなの?」
『そういうわけじゃない。』
ちょっと怒った表情で隣を歩くはっしー。
「俺は本当にAのこと好きなのにAは誰を見てるの?俺じゃないの?Aが好きなのは誰なんだよ!」
球場横ぐらいまでに来たときにこちらを向いて立ち止まりはっしーに怒鳴られた。
.
38人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:197651549 | 作成日時:2017年9月23日 1時