保健室 1 (ページ36)

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冷ややかな目ではっしーを見る。
｢そんな目で見なくてもいいじゃん…。｣

『………。』

「気を付けるからA先生も河合先生とご飯行かないでね！」

『今、A先生って呼んだ？』

「いけない恋愛してるみたいで良くない？」

ご飯を食べ終わったかと思うとベットに寝転がって昼寝を始めたはっしー。
引戸の鍵を閉めっぱなしだったのを思いだし開けた。
少しして引戸が開いた。
「失礼しまーす！！！」

『さっくん静かに…。』

「え？？」

『はっしー寝てるの。』

「了解！」
佐久間は保健室に入ってきて座った。

『さっくんが来るなんて珍しいね。』

「そうかもね。基本元気だからね。
　A先生って河合先生のこと好きなの？」

いきなりさっくんがそんなことを言うからビックリしてしまった。

『まさか…。』

「ふぅーん。」

『阿部ちゃんは？』

「阿部ちゃんはクラスで販売員してる。」

『そうなんだ。
　さっくんは販売員しなくていいの？』

「今日の当番は終わった！」

『明日は大変そうだね。』

「そうだね！そろそろ戻るね」

『うん。』

さっくんは戻っていった。

時計は午後3時をさしている。
もう帰ろうかな？と呟いた。

「帰る…？」
寝転がったままはっしーが言った。

「うん。」

その返事を聞くとはっしーはムクッと起き上がった。

そして昇降口で待ち合わせて帰る。
『帰ろう！』

「うん。」

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