保健室 1 (ページ35)

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私は焼きそばとお好み焼き、そして生徒に唐揚げとポテトも買わされた。
そしてはっしーとの待ち合わせ場所へ戻るがなかなか来ない。

食堂へ行ってみると…
自販機の方から声がした。

「先輩のこと好きになってもいいですか…？」

「好きになるのは自由だけど、僕がキミのことを好きになるかは分からないよ。」

あ…はっしーの声だ。
心が痛い。
そして気持ち的にツラい…。

「先輩、今好きな人居ますか…？」

「いる。」

「ほとんどの人が告白してて断ってますよね？
　本当に居るんですか？」

「いるよ。簡単には手に入らない人。
　まだまだ我慢が必要。もういいかな…？」

「はい…。」

いきなり扉が開きはっしーが出てきた。

『はっしー遅いから来ちゃった。』

「行こうか。」

『うん。』

二人で保健室に戻った。
はっしーはスラックスのポケットから保健室の鍵を出して開けた。
先に入りペットボトルを机に置く。
私はそっと保健室の鍵を閉めた。
買ってきたものを机に置く。
そしてはっしーの側に立った。

『はっしー』

「なに…？」

『あんまりヤキモチ妬かせないで。』
はっしーの頬に手を添えて背伸びをしてキスした。
唇を離すと…

「ヤキモチ妬いてくれたの？嬉しい。凄く嬉しい！
　キスしてくれるならもっとヤキモチ妬かせちゃう！」
とニヤニヤしながら言うはっしー。

『………。』

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