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16 ryosuke side ページ16

ryosuke side


Aがいきなり家にやって来た。
翔太が余計なことを言ったらしい。
アイツ本当におしゃべり。
Aが買ってきた冷えピタおでこに貼ってもらった。

「ありがとう」

『大人しく寝てて。ご飯出来たら呼ぶから。』

Aはキッチンの方へ行ってしまった。
後ろを着いていく。

『どうしたの?』

「なにがどこにあるか分からないかな?と思って…。」

『はっしーの家何もないかな?と思って全部持ってきたから大丈夫。
ほら寝てて!!』

そう言われてキッチンを追い出された。
ソファーに寝転がりタオルケットをかけてキッチンで良亮をしているAを眺める。
トントントンと野菜を切る音。
なぜか心地いい。

いい匂いがする…。
目を覚ますとAがカウンターの椅子に座っていた。

『起きた?』
そう言ってそばに来てテーブルの上にあった体温計をケースから出して渡された。

大人しく受け取り熱を測る。

Aはキッチンへ行きカウンターテーブルにご飯を運んでいる。

ピピピッと体温計が鳴りAが来た。
Aに体温計を渡す。
『もうほぼ熱ないね!ご飯食べよう!』

カウンターテーブルに移動して二人で雑炊を食べる。

「ありがとう。」

『いいの!ご近所さんなんだから!』

Aは洗い物をして帰宅した。

翌朝起きるとダルかった体は元通りになっていた。
エレベーターを降りるとAと会った。
正しく言うとAはいつも同じ時間に家を出る。
それに合わせただけ…

「おはよう」

『おはよう』

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作者名:197651549 | 作成日時:2017年9月23日 1時

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