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2月に入り女子生徒はバレンタインデーで浮き足立っている。
付き合うカップルもちらほら…。
はっしーは相変わらず毎日保健室に来る。
そしてテーブルに突っ伏して寝る。

『はっしー』

「なに?」
むくりと起き上がった。

『起きてたんだ。』

「うん。で、なに?」

『寝てたらそんなに寝たら冬眠だよー。って言おうとした(笑)』

「なにそれ…。」

『最近よく寝てるから(笑)ところでいつものメンバーは?』

「バレンタインに向けて活動中。」

『はっしーはいいの?』

「そんなのしても意味ないでしょ。義理チョコ100コもらうより本命1コもらう方が価値ある。」

確かに…。と納得してしまった。

仕事を終えて夕食を食べてお菓子作り開始!!
マドレーヌとトリュフチョコとチョコレートケーキを作った。



バレンタインデー当日(2月14日)
いつも以上にキャピキャピしてる女子生徒。
朝、河合先生、塚田先生、戸塚先生、五関先生に渡した。

お昼になり現れたいつものメンバー。
彼らにマドレーヌを渡した。

ギャーギャー騒がしいなか、いつもより静かなはっしー。
なんでこんな静かなんだ?

放課後、いつも来るはっしーが来ない。
なんで?なんで来ないの?

LINEをするが返信がない。
せっかく二人で食べようと思ってチョコ持ってきたのに…。
チョコの入った紙袋を持ち
保健室の鍵を閉めて鍵とスマホを白衣のポケットへ。

はっしーを探す。
はっしーのクラスの教室。図書室。体育館。
いない…。帰っちゃったのかな…?
職員室の方へ向かって歩いていると河合先生が居た。

『河合先生!はっしー見てませんか?』

河合「あ、(名字)先生!!アイツまたなにかやらかしましたか?」

『いや、ちょっと用事があって…。』

河合「明日で良ければ伝えますけど…。」

『明日ではダメなんです。』

河合「この時間ですし帰ってそうじゃないですか?橋本いつも帰るの早いし…。」

『もう少し探してみます。』

こんなに探して見つからないはっしーってなに!?





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作者名:197651549 | 作成日時:2017年9月23日 1時

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