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28*後輩 ページ28

他意はない。あくまで後輩と踊るだけ。


別に踊るのは誰が相手でも良かったし、何なら抜け出しても良かったんだ。


でも泣きそうな顔して私を見るんだもん。


他意はないわ。


あんなに変態くさくて重い後輩なんてタイプじゃないわ。


そうよ。



だけど、どうして私はこんなにオシャレに気を使って可愛いドレスまで買ったんだろう。


どうして部長に無理矢理参加を強制されたとき、もっと強く断れなかったのだろう。


どうしてファンサのつもりで指さしたわけじゃないのに、赤坂は嬉しそうに笑うんだろう。


どうしてあの時胸が痛くなったんだろう。



「ごめんなさい。踊る相手はもういるわ」



どうして誰でも良かったはずなのに、赤坂と踊る約束を守っているんだろう。


まるで、私赤坂と踊るのを楽しみにしていたみたいじゃ。


そんなことはない。


そんなことはないんだ、絶対。


だって私は恋愛に興味なんて、サラサラないんだから。



「先輩」



私を呼ぶ後輩の声はどこか緊張していた。



*


綺麗にライトアップされていた外の庭に連れられた私は、変に緊張をしていた。


あのホールの騒めきとは対照的に、ここはホントに静かで人の気配がない。



「先輩。約束を守ってくださり、ありがとうございます。俺は本気で先輩を愛しています。・・・だから返事が欲しいです」


「返事はいつも・・・」


「まぁ嫌いと言われても諦めるつもりはないです。部長にも渡しません」


「部長?何で部長が出てくるのよ」


「・・・部長といた時の姿が、笑って見えたので」



ちっぽけな嫉妬ですが、と少し頬を膨らませながらふいっと目をそらした。


そんな後輩が可愛く見えたなんて。



「きっと気のせいよ」


「・・・俺の方が幸せにして見せます。先輩にとってメリットだらけの生活をいつか贈って見せます」


「どんなメリットがあるの」


「豪邸を差し上げます」


「おっも」



どこまでもこの後輩は重いったら。




____


あ、あの・・・


ランキング15位ありがとうございます・・・?


実感なさすぎてはぇ?てなりました。


ほんとに語彙力もなくて、まだまだ未熟ですが・・・もうしばらく楽しんで頂けたら嬉しいです。



ps国語もう少し勉強しようと思いました。


勉強しないでいると後悔しかしません。つら。

29*甘い砂糖が降り注ぐ→←27*歌姫のモテ期



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設定タグ:恋愛 , オフィス   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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ルリアイス(プロフ) - 夢魔さん» ありがとうございます!これからも頑張ります! (2020年1月11日 0時) (レス) id: 0fcb288ad8 (このIDを非表示/違反報告)
夢魔 - 凄く面白かったです! これからも応援してます!! (2020年1月10日 23時) (レス) id: f6b046dcfc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ルリ☆アイス | 作成日時:2019年10月28日 22時

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