第4話 ページ6
『うぇ〜ん道に迷っちゃったよ〜お姉さん馬鹿だから道わかんないようえ〜ん(白目』
って誰が馬鹿じゃい。
と一人寂しく心の中で漫才を繰り返す女子高生が一人。
悲しいかな、私である。
私が罪を犯したあの時(第一話)から数日が経過しましたまる。
早いとか言わないでねそこは中の人の事情があるから。
現在時刻は、体感時間的に六日目の夕方ごろと見た。
『と言うか…ここ数日何も食べてないけどお腹は全く空かないなぁ…』
不思議な事に空腹を感じないのである。
いやガチで今日まで何も食べてないのに動けてる私凄い。
これも''鬼''とやらになった影響なのかな。
『鬼は夜に活発になるって聞いたから…安全な場所でも探して睡眠取ろう』
食事はしてないとは言っても、眠気や疲れは溜まるから睡眠はきっちり取るよ。
夜に動く鬼が夜に寝るとか意味分からなすぎるって。
辺りをきょろきょろ見渡しながら周辺を徘徊していると、かなり大きめな樹が目に入った。
この上なら絶対安全でしょ。
でも普通の人なら絶対に登り切れない程の高さ。
『よーし、ちょっと頑張るか!』
私は地面にしゃがみ、樹の上の部分を見つめる。
さぁ私の両脚達よ、人外の力を見せてみろッ
思いっきり地面を蹴り、私はその場で高く跳んだ。
『おッ…ぁぁぁあ?!跳び過ぎじゃ…ッあああ落ちるよ落ちてるよぉぉぉお?!』
結果、めちゃくちゃ跳んだ。
つか跳び過ぎて樹の幹に叩きつけられ_______ッ
『ぁぁぁああぶつかるぅぅぅうう_______ぉぼがッ?!』
努力も虚しく、案の定腹部のど真ん中から樹の幹に思いっきり激突。
どんな腹パンよりも痛いぞこれ。
『おえ''…ッ!ゴホッ!』
気持ち悪さと鈍痛で口から色々と出そう。
肋骨絶対折れたよ全滅だって。
『はひ…ッ、聞いてないぞぉ私はこんなの…』
取り敢えず身体を起こし、折れたであろう肋骨の部分に触る。
だが、そこには依然として硬い肋骨が全てご健在なのでした。
本格的に人間を辞めた、と直感して少しだけちびりそうですはい。
いやまぁ…お陰で助かったんだけども。
『折れた骨くらいなら余裕で治るなこりゃ…ワンチャン四肢チョンパされても生存できる可能性が微レ存…?』
取り敢えず寝よう。
痛みも一瞬で消えたし、痛くて寝れねぇ!!って事は無さそうだ。
兎に角、無事に山を出られる事を願って。
おやすみなさい。
152人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
桃太郎 - はわわわわわ…おもしろすぎる!もう本当最高ですね!更新頑張ってください! (2019年11月17日 19時) (レス) id: d7c2ad39a2 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - はいぃい!待ってたー!こうゆう小説待ってたー!!やっと見つけたー!やはり、善逸かわいいですねぇー!お気に入り追加しました!!更新がんばってください!続き楽しみにしてます!! (2019年11月8日 11時) (レス) id: ccef1d61ae (このIDを非表示/違反報告)
もやし好きのもやし(プロフ) - チョコレートさん» コメントありがとうございます!!前々から書きたかったものを詰めただけですが…楽しんでいただけたらのなら何よりです! (2019年11月8日 9時) (レス) id: 6a4e808260 (このIDを非表示/違反報告)
チョコレート - やだもう何これ!めっさおもろいやないですか!!はぁ…トリップとか……最高かよコノヤロウ!更新頑張ってください!応援してます! (2019年11月7日 19時) (レス) id: dcdae6c8af (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ