第2話 ページ4
『わ…ぁわ、ぁ…ッ?!わぁぁぁぁぁぁぁぁあ''?!』
いや違うんだこれは!
決して悪意や殺意を持って殴った訳じゃ無いんだ!
『あ、ぁわわわわわわぁわたわた私ひひひ人?を殴り殺しッ』
「お、落ち着けA!大丈夫だ!彼は鬼だ!殴っても死なない!」
『いや殴っても死なないとかそう言う問題じゃ無いよ?!首!首飛んでるよ?!』
「いやだから…!」
炭治郎が必死に私を宥めようとするが、今の私にはそんな言葉は耳に入らない。
まずは証拠隠滅が先だ、とまさに犯罪者の思考に完全に頭が切り替わった時だった。
「よ''くも''…やってくれ''たなぁ''…?!」
『ひぃ?!あの貴方怪我してるんで動かない方が…って何あれ死体が動いてる鎮まれ土に還れ母なる海へ帰還しろォ!!』
「へぶぁ」
びびって再び首から上が無い鬼の胸部に前蹴りをかます。
死体は動くんじゃねぇ!私の犯した罪がバレるだろうが!
早く埋めてこの場を去らないと炭治郎まで疑われる。
二人揃って縛り首とかマジ勘弁だって…
「A!少し落ち着け!」
『へぁッ?!ご、ごごごごめんだよ炭治郎でもアイツ…』
「だから彼は鬼だ!この山に閉じ込められている人喰い鬼なんだ!」
『…へぁ?』
その時、私の頭の中で全ての謎が解けた。
某小学生名探偵と某じっちゃんリスペクト高校生探偵が頭の中で喋り倒している。
す、全ての点と点が線で繋がったぞ!
つまりここは…鬼とやらをぶっ殺しても罪に問われない世界だな?!(あながち間違いでは無い)
『じ、じゃあ私がアイツを殴った事も…罪にはならないと?』
「なる訳ないだろう。…それより、まだ生きている」
『えっ?!首無いのに?!土手っ腹に風穴ぶち空けたのに?!』
吹っ飛ばされた鬼をよく見ると、なんかもう既に起き上がっていた。
首の骨をゴキゴキ鳴らしながら私達にゆっくりと近づいて来ている。
「そのガキ…なんなんだ?よくもまぁここまでコケにしてくれやがッ」
鬼が言い終わる瞬間に、突然言葉がもぎ取られたかの様に止まった。
気が付けば炭治郎が持っていた自身の刀で、鬼の首を一閃。
ぼとん、と音を立てて落ちた首と首が消えた胴体は、直ぐに灰の様になって消えてしまった。
……え、何これ凄い。
☆新発見_______!!
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桃太郎 - はわわわわわ…おもしろすぎる!もう本当最高ですね!更新頑張ってください! (2019年11月17日 19時) (レス) id: d7c2ad39a2 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - はいぃい!待ってたー!こうゆう小説待ってたー!!やっと見つけたー!やはり、善逸かわいいですねぇー!お気に入り追加しました!!更新がんばってください!続き楽しみにしてます!! (2019年11月8日 11時) (レス) id: ccef1d61ae (このIDを非表示/違反報告)
もやし好きのもやし(プロフ) - チョコレートさん» コメントありがとうございます!!前々から書きたかったものを詰めただけですが…楽しんでいただけたらのなら何よりです! (2019年11月8日 9時) (レス) id: 6a4e808260 (このIDを非表示/違反報告)
チョコレート - やだもう何これ!めっさおもろいやないですか!!はぁ…トリップとか……最高かよコノヤロウ!更新頑張ってください!応援してます! (2019年11月7日 19時) (レス) id: dcdae6c8af (このIDを非表示/違反報告)
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