第25話 ページ27
「お二人ともよして下さい。お嬢さん、貴女はもう少し冷静になって下さいね」
『分かりました蝶々のお姉様!』
「チッ…」
盛大に舌打ちをかました蛇もやしさんは、不機嫌そうに私の方を睨んでいた。
おっほほー…怖いぜ蛇もやしさんや。
「聞いてください!!俺は禰豆子を治す為に剣士になったんです!禰豆子が鬼になったのは二年以上前の事で…その間、禰豆子は人を喰ったりしていない!」
「話が地味にぐるぐる回ってるぞアホが。人を喰ってない事、これからも喰わない事…口先だけでなくド派手に証明してみせろ」
「(なんだっけあの鳥…ええと…)」
やっぱり蝶々のお姉さん以外は話が通じない。
と言うか聞く耳すら持ってねぇ。
なんや貴様ら!
こんなに純粋無垢な少年の言う事を信用出来んと言うのか?!
万死に値するぞこの野郎。
「あのぉ…でも疑問があるんですけど…」
と、ピンク髪の女性が口を開いた。
なんや姉ちゃん…ええ体してる割に随分と素晴らしい格好をしとるやないか…
「''お館様''がこの事を把握してないとは思えないんです。そこの女の子も…勝手に処分しちゃっていいんでしょうか?いらっしゃるまで取り敢えず待った方が…」
話通じる人ポジ来た。
お姉さん感動で泣きそうだよもう。
「妹は俺と一緒に戦えます!鬼殺隊として人を守る為に戦えるんです!だからッ…」
「______オイオイ、なんだか面白い事になってるなァ」
突然聞こえて来た声に反応し、私と炭治郎は弾かれたように声がした方向を向いた。
そこには______
「困ります不死川様!どうか箱を手放して下さいませ!」
「鬼を連れた馬鹿隊員と鬼殺隊に紛れ込んだ鬼ってのはそいつらかいィ?一体全体どう言うつもりだァ?」
『ヒェッ?!ああああの胸元開いてる上に傷だらけですけど大丈夫で』
「黙れっとけよゴミ屑がァ。テメェもここでぶっ殺してやるから待ってろォ」
突然の殺害予告?!
つか傷に関しては何も言ってくれないのね!
そう言う趣味があるって事にしとくからね!!
「胡蝶様、申し訳ありません…」
「…不死川さん、勝手な事をしないで下さい」
そうだもっと言ってやれ蝶々のお姉さん!
あと傷口診てあげてください!
見てて(色々と)痛々しいので!!
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桃太郎 - はわわわわわ…おもしろすぎる!もう本当最高ですね!更新頑張ってください! (2019年11月17日 19時) (レス) id: d7c2ad39a2 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - はいぃい!待ってたー!こうゆう小説待ってたー!!やっと見つけたー!やはり、善逸かわいいですねぇー!お気に入り追加しました!!更新がんばってください!続き楽しみにしてます!! (2019年11月8日 11時) (レス) id: ccef1d61ae (このIDを非表示/違反報告)
もやし好きのもやし(プロフ) - チョコレートさん» コメントありがとうございます!!前々から書きたかったものを詰めただけですが…楽しんでいただけたらのなら何よりです! (2019年11月8日 9時) (レス) id: 6a4e808260 (このIDを非表示/違反報告)
チョコレート - やだもう何これ!めっさおもろいやないですか!!はぁ…トリップとか……最高かよコノヤロウ!更新頑張ってください!応援してます! (2019年11月7日 19時) (レス) id: dcdae6c8af (このIDを非表示/違反報告)
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