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第21話 ページ23

「______俺が来るまでよく堪えた。後は任せろ」


誰だこのイケメンは。

死の淵に来すぎてもはや走馬灯が見えているのではないか?

顔整いすぎだろ…横顔しか見てないけど馬鹿みたいにイケメンだよこの人。


「次から次にッ…僕の邪魔ばかりする屑共め…ッ」

『危ないですよそこのお兄さんッ?!』

「血鬼術 ''刻糸輪転''」


幾重にも重なった糸の束がイケメンさんに向かって行く。

しかもめっちゃ硬いやつ。

やばいってあの人何であんなに真顔なの??


「全集中・水の呼吸 拾壱ノ型 ''凪''」


何だあれ。

イケメンさんの間合いに入った糸が全部切れた…と言うかばらけた?

呼吸ってなんかもうチートじゃない??

と、蜘蛛男の末裔君がもう一度攻撃を繰り出そうとして両手を前に出した。

だが、イケメンさんは動じることなく普通に歩いて普通に頸を斬り捨てた。

…ほ?

何アレ??

いや、そんな事よりもまずは炭治郎達が…


『…ぁ、よ…よがっだぁぁ…』


二人はほぼ無傷。

いつのまにか移動したのか、炭治郎は禰豆子ちゃんをかばう様にして覆い被さっていたのだ。

ちょうど私の腕と足も完治した所だ。

重い身体を引き摺って、炭治郎と禰豆子ちゃんの元へと行き、二人の側に膝をついた。

と、背後から何かが倒れる様な音がし、驚いて後ろを向くと首の無い蜘蛛男の末裔君の身体があった。

なんだろう、凄く寂しそうだな。

消え掛けている手を無意識の内に握り、冷たい体温を手で感じ取る。


『…よしよし…よく頑張ったねぇ…お姉さんが褒めてあげるよー…』


完全に消えてしまったのか、蜘蛛男の末裔君の着物だけがその場に残された。


『かわいそうだけど、これでよかっ…っておいおい踏むんじゃねぇよ足どけろ』

「人を喰った鬼に情けをかけるな。子供の姿をしていても関係ない。何十年何百年生きている醜い化け物だ。……お前もだぞ」

『ハァーン?!私が醜いィ?!そりゃ確かに私鬼だって言われてるけどさぁ?!』


初対面で醜いとか言う人初めて見たよ。

失礼極まりないぜイケメンさんよぉ!


「…鬼は人間だったんだから。俺と同じ人間だったんだから。足を退けてください。…醜い化け物なんかじゃない。鬼は虚しい生き物だ、悲しい生き物だ」


と、炭治郎が息も絶え絶えに言い放つと、イケメンさんは目を少しだけ見開いた。


「お前は…」


その時だ。

何かがこちらに走って来る気配を感じ取り、私は反射的に刀を構えた。

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桃太郎 - はわわわわわ…おもしろすぎる!もう本当最高ですね!更新頑張ってください! (2019年11月17日 19時) (レス) id: d7c2ad39a2 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - はいぃい!待ってたー!こうゆう小説待ってたー!!やっと見つけたー!やはり、善逸かわいいですねぇー!お気に入り追加しました!!更新がんばってください!続き楽しみにしてます!! (2019年11月8日 11時) (レス) id: ccef1d61ae (このIDを非表示/違反報告)
もやし好きのもやし(プロフ) - チョコレートさん» コメントありがとうございます!!前々から書きたかったものを詰めただけですが…楽しんでいただけたらのなら何よりです! (2019年11月8日 9時) (レス) id: 6a4e808260 (このIDを非表示/違反報告)
チョコレート - やだもう何これ!めっさおもろいやないですか!!はぁ…トリップとか……最高かよコノヤロウ!更新頑張ってください!応援してます! (2019年11月7日 19時) (レス) id: dcdae6c8af (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もやし好きのもやし x他1人 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2019年10月21日 21時

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