検索窓
今日:7 hit、昨日:12 hit、合計:97,184 hit

第17話 ページ19

蜘蛛男の末裔君に鉄拳制裁を与えるべく、血眼になって森を散策する。

どこ行きやがったあの小生意気なショタは。

とにかく変な匂いを辿って足を進めるしかない。

段々と強くなってくる匂いの正体は相変わらず不明である。

嗅いだ事がない様な本当に変な匂いなんだよなぁ。

すると、遠くの方から何やら音が。

何だろう。

鉄と鉄がぶつかり合うみたいな甲高い音だ。

…もしや生存者か?!

そう思って意気揚々とスキップでもしたくなる様ないい気分で音の方へと向かう。


『………あれ』


そういやこの山、やけに静かだな。

あの音も結構遠くで聞こえているはずなのによく響くし。

と言うか、この山に入ってからあの蜘蛛男の末裔君以外の話し声を聞いてないな。


【あ…ああああッ?!''繋がっていた''…俺にも!!助けて!助けてくれ!!】


…これもしかしなくても本当に全員死んでるんじゃ?

だとしたらこの音は…


『だ、だだだ誰かが死亡フラグを回避する為に戦ってる?!』


よく分からんがとにかく急げ。

役に立つかどうかは分からないけど。


『ぉぉぉぉおお…お…?』

「…!A!何でここに」

『炭治郎?!え?どうしたのそんな傷だらけで?!あとその女の子腕捥げそうだけど?!』

「妹の禰豆子だ!鬼の攻撃を食らって…!」


傷口をよく見ると、何か細いもので何箇所も斬られた様な跡がいくつもあった。

…待て待てこの傷見たことあるぞ。


『…蜘蛛男の末裔君の仕業かッ?!』

「誰なんだそれは!とにかく早く治さないと腕がッ」

「…あれ、さっきの子だ。ちゃんと縛り上げたはずなんだけど」

『んなもん斬った!!』


最高硬度の糸を切った?

ボソッと聞こえて来た言葉を私は聞き逃さなかった。

ふははは脳筋には硬さの概念など関係無いのだよワトソン君。


「それよりも早くその妹を僕に頂戴。そうすれば二人して命は助けてあげるよ」

「そんな事を承知するはず無いだろう。それに禰豆子は物じゃない!!自分の思いも意思もあるんだ。お前の妹になんてなりはしない!」

「大丈夫だよ、心配いらない。僕の方が強いんだ。''恐怖の絆''だよ。逆らうとどうなるかちゃんと教える」


なんだこの子、まるで話が通じてない。

いや…通じるなんて思ってなかったけど。


「ふざけるのも大概にしろ!!」


炭治郎がついに痺れを切らし、蜘蛛男の末裔君に向かって折れた刀を向けながら怒鳴り散らした。


折れ、おっ…刀が折れてる?!(今更)

第18話→←第16話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (59 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
152人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 逆ハー , ギャグ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

桃太郎 - はわわわわわ…おもしろすぎる!もう本当最高ですね!更新頑張ってください! (2019年11月17日 19時) (レス) id: d7c2ad39a2 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - はいぃい!待ってたー!こうゆう小説待ってたー!!やっと見つけたー!やはり、善逸かわいいですねぇー!お気に入り追加しました!!更新がんばってください!続き楽しみにしてます!! (2019年11月8日 11時) (レス) id: ccef1d61ae (このIDを非表示/違反報告)
もやし好きのもやし(プロフ) - チョコレートさん» コメントありがとうございます!!前々から書きたかったものを詰めただけですが…楽しんでいただけたらのなら何よりです! (2019年11月8日 9時) (レス) id: 6a4e808260 (このIDを非表示/違反報告)
チョコレート - やだもう何これ!めっさおもろいやないですか!!はぁ…トリップとか……最高かよコノヤロウ!更新頑張ってください!応援してます! (2019年11月7日 19時) (レス) id: dcdae6c8af (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:もやし好きのもやし x他1人 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2019年10月21日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。