【HiGH&LOW】あの人の、妹。2

48話 決心 ページ9

左京「日向」





右京「いつになったら山王に行くんだ」





日向「あ?」






日向はボーッとしながら2人の方を振り向く。







右京「痺れを切らしてる奴がでてきている」








左京「加藤も不満そうだった」








日向「あいつAにデレデレしてるじゃねぇか」







日向が少し口角をあげて笑う。








右京「それはお前も同じだろう」








日向「…」







右京「Aに惚れたのか」






日向「…さぁー、そうなんじゃねぇの」







ボーッとした顔でそう答える。







右京「Aが山王の人間だから山王に復讐することに迷っているんだろう」







日向「迷っているわけじゃねぇ…」








左京「確かにあいつはいい女だ。でもAと山王の件は別だ」







右京「Aを殺さなかった時も危うかったのに山王に復讐しないとなれば他の奴も…」








日向「…明日だ…明日山王街に行く」






日向は冷たい目をしてそう言った。






左京「ああ」






右京「…わかった」





日向はそう答えた2人を見てから視線を外し、またボーッとしはじめた。

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