【HiGH&LOW】あの人の、妹。2

53話 休息 ページ14

A「みんなたくさん怪我したね…」






Aとナオミが傷の手当てをする。







チハル「っいたっ」







ナオミ「なんか文句あんのか」







チハル「ないっす」





A「コブラ口切れてるけど大丈夫?」






コブラ「これくらい何も無い」







ヤマト「A何もされてないか」






A「ご飯たくさん食べさせてもらった」






テッツ「…なんか人質って手足縛られて閉じ込められてるイメージじゃないっすか」






A「なんか馴染んでみんな優しくしてくれて」






ナオミ「…あー、たぶんそうなるんだな」







全員が心の中で納得する。







A「え、なんでそうなるの」





ダン「そんな細かい事は気にせんでいける…ほんまなんもなくてよかった」







ヤマト「コブラとかすげえ心配してたよな」






コブラ「は?お前らもだろ」






テッツ「コブラさんだけで乗り込みに行きそうなくらい心配してたっすよ」






コブラ「そんなわけねえだろ」







A「ありがとうコブラ」






コブラ「…そこまで心配してた訳じゃねえ」






ダン「なんやツンデレか」






コブラ「お前コブラツイストされてえのか」







コブラがダンを思いっきり睨みつけるとまわりが笑い出す。





達磨もいい人が意外にいてご飯も美味しかったけど(ご飯)





山王がやっぱり自分の居場所だとAは思った。





コブラ「今回日向が折れたからよかったが…Aはやっぱり危険に晒されている」





コブラが気を取り直して真剣な表情で話す。






A「…そうだね」







ヤマト「俺らだけじゃ守れない時もあるかもしれねえ」






A「お兄ちゃんに会うまで帰れない」







コブラ「それはわかってる…早く琥珀さんを見つけねえとな」







テッツ「でも全然見つからないっすよね」







A「あの馬鹿会ったら引っぱたいてやる」








ヤマト「それ妹だから言える台詞だな…笑」







チハル「何か見つけられる方法ないんすかね」






A「日向さんに探してもらうの手伝ってもらうのは?」





コブラ「は?」






ヤマト「…Aってしたたかなタイプだな」






A「そうですか?友達のためならって」






ダン「…待って、日向って友達?」






A「私の為に生きてくれるって…やっぱり持つべきものは友ですね」






ヤマト「あれ友達っていう意味じゃなくて…なんか…もういい」

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