【HiGH&LOW】あの人の、妹。 (ページ26)

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23話 Rocky ページ26

琥珀の妹がいるという噂が出回りだした事で山王は琥珀を探すことに力を入れだした。

Aも自分の足で色々聞いてみたりしていた…が

A「…ここどこ」

Aコブラ、道に迷った
コブラ方向音痴だったのか

A「方向音痴じゃないし…もう」

遊園地で地図持っていても迷うが自分は方向音痴ではないらしい(A曰く)

コブラ何か特徴のあるものはないのか

コブラに言われて周りを見渡していると向こうから真っ白な服の人たちが歩いてくるのが見える。

A白い人たちがいるから聞いてみる

A「すいません」

1番前にいた人にAが声をかけたと同時にメッセージが来る。

コブラおい、それWhite Rascalsだ!

A「ゲッ…」

SWORDのW White Rascals

どんなチームなのかは知らないものの
SWORDのチームの1人に話しかけてしまったのはまずかったのはAでもわかった。

「どうした?」

目の前のサングラスの男が笑うと銀色の歯が覗く。

A「あー、そのーここってどこですか、ね?」

苦笑いをしながらそう聞く。

「俺達のこと知らないの?」

後ろからひょこっとハットを被った金髪が出てくる。

「あー…うーん」

苦笑いをしているとサングラスの男の隣にいる男が警戒した目でAを見てくる。

「KOO、そんな怖い顔するんじゃねぇ…滅多にお目にかかれない美人だ」

サングラスの男はAに近寄るとサングラスを外してまじまじと顔を見る。

「一旦俺達のクラブ…heavenに来たらどうだ」

A「え、いやクラブとかじゃなくて…帰らなきゃ」

「heavenに行ったらバイクがあるから送ってやれる…とりあえず来てみてくれ…ああ、俺はROCKYだ」

A「…ROCKYさん、やっぱり帰ります」

ROCKY「名前は?」

A「佐藤です」

ROCKY「下の名前」

A「...A」

ROCKY「A、ついてきて」

A「何、この人日本語わからないの?」

「ﾌﾞｯｯｯ」

金髪ハットの隣の茶髪のチャラそうな男が
Aがイラッとして思わず出た言葉に吹き出す。

A「(変わった人しかいないな…)」

Aは納得できないものの渋々ついていくことにした。