14話 チハル ページ16
Aside
A「ちょっとコンビニ行ってくる」
コブラ「もう夜だ…ついていく」
A「いいよ……コブラがいたらちょっと買いにくい…」
コブラは察したのか曖昧な顔をして自分の部屋に入っていった。
コンビニなんて嘘だけどね〜←
ITOKANに向かうと見慣れない学ランを着た男の人が中から出てきた。
A「もしかしてチハルさんですか?」
中から出てきた男の人に声をかけると警戒した表情でこちらを見てくる。
A「佐藤Aっていいます。一応山王のメンバーで…
ここ数日ITOKAN行けてなかったんだけど笑
チハルさんのことナオミちゃんから聞いてるよ」
チハルさんは少し安心した様子で私の前に歩い
てくる。
鬼邪高に追われているから安心できないんだろう。
チハル「自分チハルっていいます…よろしくおねがいしますAさん」
A「うん、よろしく…チハルさんは何歳なの?」
チハル「はたちっす」
A「そうなんだ!!同い年!チハル君って呼んでいい?」
チハル「あ、どうぞどうぞ…俺もAちゃんって呼んでいい…?」
少し照れながらそう返すチハル君が可愛いかったので思わず笑ってしまった。
A「うんいいよ笑…今からどこ行くの?」
チハル君を一目見るだけでもと思って来たけど歳が同じだからか話が弾んだ。
コンビニ行ってたじゃ済まない時間だな…お腹痛かったって言っとこ←
そのままチハル君と話しながら歩き続けていると後ろから何かついてくる気配を感じた。
チハル「やばい…」
私とチハル君は歩いていた足をはやめたがその時には囲われてしまっていた。
「おいチハル…やっと見つけたぜ」
チハル君が学ランを着た人に胸ぐらをつかまれる。
A「ちょっとやめてあげてください」
「あれ、女連れてんの?めっちゃ美人じゃん!いい体してるし…」
仲裁に入るも腕を掴まれて舐めまわすような視線を向けられる。
睨みつけるも全く動じすチハル君も焦っていた時だった。
「うん…俺」
誰かと電話しながら私達を囲んでいた鬼邪高の人たちにぶつかっているのも気にせず自販機に向かって歩く男の人が現れた。
もしかして…かなり空気の読めない人!?←
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作者名：青葉梟 | 作成日時：2016年7月20日 15時
