9話 猪木ボンバイエ ページ11
コブラ「猪木さんへのリスペクト足りてるか?」
A「……」
酔っ払ったコブラの前にAが立たされている。
ヤマト「おいおい、それ女にもやんのかよ」
コブラ「うるせー…猪木ボンバイエと猪木頑張れ…どっちだ」
A「ええっ………ボンバイエ」
コブラ「…そうだ猪木ボンバイエ」
ボンバイエと答えたのを見て周りがホッとする。
コブラ「元気ですかって言ってみろ」
ダン「あかん、それはあかん女の子に暴力あかんで」
ヤマト「そうだコブラやめとけ」
コブラ「関係ねーから…」
ヤマトとダンとナオミがヒヤヒヤしながら見ている中テッツは写真を撮っている。
コブラ「ほら、元気ですか言ってみろ」
Aは無口だった時のコブラとのギャップとこの状況の驚きを隠せない顔をしている。
ダン「Aちゃん…大声で!(ｺｿｯ)」
A「ええっ…元気ですかっっっ！！」
コブラ「合格!!!」
コブラがガシッとAに抱きつく。
A「ち、ちょっ、ええっ」
ヤマトがひたすら困惑しているAからコブラをはがす。
ヤマト「いつも酔ったらこうでさ…悪い」
A「ううん…すごい…酔っ払ったら変わるね笑」
テッツ「猪木の話しかしないから笑」
少しして3人が帰っていった。
ナオミ「家の持ち主がこんなんじゃ帰れないし今日はここに泊まってけ」
A「うん、ありがとう」
ナオミ「全くこんな酔って…ごめんな」
ナオミがコブラに毛布をかけながらAに話しかける。
A「ううん、意外で面白かったし」
ナオミ「そうか…まあそうだよな」
2人が笑いながらコブラを見る。
ナオミ「目つき悪いけどいい奴なんだ」
A「うん…わかる。ここまで来たけど断られてもおかしくないなって思ってたから」
ナオミ「…A…言ってなかったけど私龍也の妹なんだ」
A「!!…そうなんだ知らなかった…」
ナオミ「私も琥珀の妹なんて知らなかったわ…Aは知らないことがここにはたくさんあるけど少しずつ知ってほしい。兄貴の事件のこと、それに山王のことも…」
A「ナオミちゃん…」
ナオミ「私はAのこと大切な友達だって思ってるんだ…じゃあもう寝ろ」
恥ずかしくなったのかナオミがぶっきらぼうに電気を消す。
A「ありがとう。ナオミちゃん (ﾎﾞｿｯ」
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作者名：青葉梟 | 作成日時：2016年7月20日 15時
