story10 中学生レベルの悩み。 ページ10
相葉先生の前でみっともない姿を見せてしまってから、
ヘンな人って思われたんじゃないか、とか
どんな顔して次に会えばいいんだろ、とか
およそ中学生レベルの悩みで頭の中が占められていた。
普通の人なら、こんなこといくらでも経験してきて、
対処法だってどうにかして見つけているはず。
・
でも、この歳になって初めてこういう問題に直面してる私には、
何をどうしたらいいか、皆目見当がつかない。
あ「そういえば…タオル借りたまんまだった…」
・
…そうだ、それだ!!
・
・
数日後、私は予約の電話をしないで整体院へ向かった。
もちろん仕事帰りに。今日は借りてたタオルを届けるだけだから…。
それと、この間のことをちゃんと謝らなくっちゃ…。
整体院の入るビル。階段を上がり、整体院の入口のドアの前に立つ。
深呼吸をしてドアに手をかけた…次の瞬間。
・
相「…Aさん?Aさん、だよね。」
いつものハイテンションな声とは違う、ちょっと低めのトーンで、
私を呼ぶ相葉先生の声が背後から聞こえた。
あ「あ…ごめんなさい、今日は電話とかもしてなくて、その…」
相「ううん、いいよ全然。…どうしたの?急に訪ねてきて。」
あ「あの、その…先日のこと…あの、タオル借りてたから、それを…」
相「アヒャ♪何か言いたいこといっぱいありそうだね、中入って!!」
あ「でも、まだ営業時間じゃ…?」
相「今日はちょっと用事あって、夕方で早めに閉めたの。誰も来ないから、
大丈夫。ささ、入って入って〜」
半ば強引に中に通されちゃった…。
いつもの施術部屋。相葉先生がイスを２つ出してきて、
相「座ってて〜。今コーヒー入れるから!!」
あ「あ、あの、すぐ帰りますから…」
相「ダメ!!待ってて〜♪」
あんなことがあった後なのに、
相葉先生は何事もなかったかのように接してくれる。
さすが、接客業の人はスゴイよね…。
相「ハイ、どうぞ。インスタントだけど(笑)」
あ「あ、ありがとう、ございます。」
相「それで?今日はどうしたの?急に訪ねてきたりして。」
イスに座って、いつもの笑顔で私を見つめる相葉先生。
・
あぁ、その笑顔で見つめられたら、
・
言いたいことも言えなくなっちゃうよ…。
story11 笑顔が見たい。→←story09 優しさに甘えて。
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さーちゃん - 相葉くんらしくて、素敵な小説でした。私も相葉先生に元気をもらいました。相葉先生にほぐしてもらいたくなりました。この小説の続編をお願いします。最後は主人公と相葉先生が結婚するお話にしてほしいです。 (2015年8月25日 17時) (
レス) id: 1174714dbf (このIDを非表示/違反報告)
daisy195(プロフ) - SPASPAさん» ありがとうございます!!やっぱり相葉先生は太陽のように元気いっぱいってイメージなんですよね〜。私もほぐしてもらいたい(笑) (2012年6月19日 21時) (レス) id: 6ec603a0c3 (このIDを非表示/違反報告)
SPASPA(プロフ) - こんにちは☆大変遅くなりましたがお邪魔しました。爽やかなお話、すっごい素敵だった〜！常にテンション高い相葉先生に、元気いっぱいもらえました。あーいいなぁー相葉先生にほぐしてほしいよ・・・（切実） (2012年6月19日 20時) (レス) id: 93fc0a5b87 (このIDを非表示/違反報告)
daisy195(プロフ) - 朱苺々さん» …(感涙)なんて素敵なこと言ってくれるのぉ〜!!今回の相葉ちゃんは結構苦労したから…朱苺々ちゃんのコメがすごい嬉しい!!ありがとね〜☆ミ (2012年5月18日 0時) (レス) id: 6ec603a0c3 (このIDを非表示/違反報告)
朱苺々(プロフ) - 完結おめでとうございます!!!(ちょっと遅いかな…？)読み終えた後、すごく心がホクホクしました♪やっぱりdaisy195さんの書く小説は最高です(^^)/お疲れ様でした(´∀`*) (2012年5月17日 20時) (レス) id: 106e6b51cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：daisy195 | 作成日時：2012年5月3日 0時
