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番外編【祭】 ページ46

・・・




そんなこんなで太宰さんとの待ち合わせ場所である探偵社の前へと向かっている



まだ10分前だから太宰さんは来てないだろうなぁ…


あ…いた。



浴衣姿で夕焼け空をぼーっと眺めている


何をしても絵になるな…


焦茶色の浴衣に身を包んだ太宰さんは、普段よりとても大人びて見えた



隣を歩くのが私なんかで良いのだろうか…

大してスタイルも良くないし、太宰さんに釣り合うほど美形でもないし


あぁ…自分で考えておきながら自信がどんどん無くなっていく


__ドスッ


無意識に俯いて歩いていたようだ


「す、すいま…乱歩さん!?」

「お〜、Aじゃ〜ん。偶然だね?太宰とデート?」


「まぁ。はい…」


「あれぇー、なんか暗いね?浴衣、すごく似合ってるんだからシャキッと自信持てばいいのに〜」


乱歩さんはりんご飴を両手に持ちながら私にそう言い、颯爽と去っていった


「そうだよね…自信持たないと」


「A……ちゃん?」


…!!!

気付けば太宰さんが目の前に立っている


「あ、あの…似合って、ますかね?」


「……」


「やっぱりもっと大人っぽい人じゃないと((「綺麗だよ…すごく似合ってる」


「……っ」


顔を上げて太宰さんを見ると、ふわりと微笑んでいた


「太宰さんも、とっっっても似合ってます!!いつもと髪型が違いますね」


「あ、気付いたかい?」


さっきは片側しか見れなかった

よく見ると太宰さんは片側、髪を耳にかけてピンで留めている…



かっこいい。

なんというか…かっこよすぎる。


「さ、行こうか」

頭の中の語彙力が低下していくのを感じながら太宰さんに続いて歩き始めた




・・・・


・・



「太宰さん!かき氷が食べたいです!」


「あ!たこ焼きも…!」




君の行きたいところに着いていくよ、と太宰さんが言うのでたくさんの屋台を回った




途中で「兄様ー!」という聞き慣れた声が聞こえてきたので、辺りを見渡すと
浴衣姿の谷崎兄弟がいた


パッと見ただけなら、なんの問題もない普通の美男美女なのに……←

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UPPA24(プロフ) - ユキさん» こちらこそ読んでいただき有難うございます…!とっても嬉しいです!(><) (2019年8月3日 10時) (レス) id: e3a6099ed8 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - めっっっちゃ好きです……(´TωT`) 完結おめでとうございます!素晴らしいお話をありがとうございました…!! (2019年8月3日 2時) (レス) id: 2c5cdcc266 (このIDを非表示/違反報告)
UPPA24(プロフ) - 青空と雨さん» 読んでいただきコメントまで…!!(TT)有難うございます!至らない所ばかりですがそう言って頂けると本当に嬉しいです…!(><) (2019年8月2日 18時) (レス) id: e3a6099ed8 (このIDを非表示/違反報告)
青空と雨 - 凄く面白かったです!太宰さんの気持ちの表現の仕方とか特に…!完結、おめでとうございます! (2019年8月2日 16時) (レス) id: 523f0370de (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:UPPA24 | 作成日時:2019年7月5日 16時

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