"白"32 ページ41
＊
「あぁ、こんなの私らしくない……
Aちゃん、私はね、君の事を河川敷で見つけた時から君に惹かれていたんだ。
気が付いたら…君の我慢強い所も、天然な所も、わかりやすい所も、可愛い所も、全てが愛しいと思うようになっていた＿」
嘘だ…神様って本当にいるのかもしれない
太宰さんが今まで見たことも無いほど真剣な顔で言う
茶色の真っ直ぐな瞳に吸い込まれそうだ
「Aちゃん……
…私と、付き合ってほしい。」
＿人って、幸せを感じてもこんなに涙が出るんだ
「…もちろんです…！！私も大好きです…ずっと傍にいさせてくださいっ…！」
思わず太宰さんの胸に飛び込んだ
「…っ！！良かった…」
「おい太宰、此奴を幸せに出来なかったら……俺が奪いに来っからな！？」
「中也は…これでいいのかい？」
「ああ。太宰のお前らしくない貴重〜な姿を拝めたしなァ、今回は俺の負け…って事だろ」
「あれ、中也が私に勝てた事ってあったっけぇ〜？」
「あぁ？なんか言ったかこの野郎ッ！！」
2人は楽しそう(?)に言い合いを始めた
「もう一度言おうか？ちゅ・う・や・g(((「うるせっ！！俺は老人じゃねぇンだよ！！」
もしかして、この二人本当は仲がいいのかな…？
・・・
その後探偵社に戻った私達
「おっ、おかえり〜」
乱歩さんが駄菓子を頬張りながら言う
「Aさん！おかえりなさい！！無事でなによりです…！」
「ただいま、敦くん。皆さん…ご心配おかけしてすみませんでした…！！」
私は勢いよく頭を下げた
「謝らないで。無事なら……良かった」
鏡花ちゃん…！！
抱きしめたい←
「お前の行方がわからなくなった時、救出作戦を直ぐに練ったのだがな、太宰が『ちゃんと考えがあるから私に任せてくれ』と言って聞かなかったんだ…」
「でも結局は成功したじゃあないか！…それに任務の後、君を1人にさせてしまったのは私だしね。…私に責任があると思ったのだよ」
「おっ！なんか今の発言、彼氏っぽ〜い」
乱歩さん…！？
「なんだいなんだい？？もしかしてお2人、できてるのか〜い？」
与謝野さんがニヤニヤしながら聞いてくる
国木田くんが2人の元に駆け寄り、ヒソヒソと助言をする。聞こえているけど←
「乱歩さん、与謝野さん、それはタブーな質m((((「あぁ。そうだとも！Aちゃんの彼氏は私さ！！」
＿国木田さんの驚きの声が社内に響き渡ったのは言うまでもない
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UPPA24(プロフ) - ユキさん» こちらこそ読んでいただき有難うございます…！とっても嬉しいです！(><) (2019年8月3日 10時) (
レス) id: e3a6099ed8 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - めっっっちゃ好きです……(´TωT｀) 完結おめでとうございます！素晴らしいお話をありがとうございました…!! (2019年8月3日 2時) (レス) id: 2c5cdcc266 (このIDを非表示/違反報告)
UPPA24(プロフ) - 青空と雨さん» 読んでいただきコメントまで…!!(TT)有難うございます！至らない所ばかりですがそう言って頂けると本当に嬉しいです…！(><) (2019年8月2日 18時) (レス) id: e3a6099ed8 (このIDを非表示/違反報告)
青空と雨 - 凄く面白かったです！太宰さんの気持ちの表現の仕方とか特に…！完結、おめでとうございます！ (2019年8月2日 16時) (レス) id: 523f0370de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：UPPA24 | 作成日時：2019年7月5日 16時
