【文スト】(太宰治)あなたの無効化で。＊完結

タイタンの妖女25 ページ30

……



その時、手帳の紙を捲る音が聞こえた


「 ""独歩吟客"" …手榴弾！！」








国木田さんの手榴弾が眩い光を放ち、敵の視界を奪う





「よくもこの子に手を出そうとしたね……ふッ！！」



視界が塞がれた敵の隙をつき、太宰さんが蹴りを喰らわせ、相手を吹き飛ばした





「国木田くん！！！銃を取り上げるんだっ！！！」


「わかってる！！！"独歩吟客"!!!」




吹き飛んだ衝撃で、敵の銃が数メートル先に転がる



あれを拾われ乱射されたら、いくら2人でも避けきれない…！！



国木田さんやそいつよりも銃に近いのは私だ






＿＿＿＿間に合えっ……！！！


拳銃を目掛けて走り出す









「異能力………… " " ""氷花!!!" " ""」








＿＿＿ﾊﾟｷｯ









相手の手が届くすんでのところ
…私の方が1歩先だった



「ぼ、僕の銃が……消えた……！？
ふざけるなッ！！！」


「異能力…"タイタ(((「はーい、そこまで」





「な、何故だ……異能力が……さてはお前、反異能力者だな…!?」


「大人しく着いてきて貰おうか」


凄まじいスピードの連携プレーで、異能力者の捕縛に成功した


「Aちゃん、良くやったね」


私は現実離れした一部始終をまだ飲み込めず、ぎこちなく頷く




少しは役にたてた…のかな…？

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