【文スト】(太宰治)あなたの無効化で。＊完結

依頼21 ページ26

その後、身支度を改めて整え

少し遅れて社に出勤した私達……


只今、説教をくらっています




「おい！2人揃って30分遅刻だ！！
この唐変木！さてはお前が原因だろう!!!
Aも初出勤から遅刻とはどういう事だ!!!」



「くにきぃ〜だくぅん？？朝からそんな怒鳴られたら私、鼓膜が切れちゃうよー？？ついでに国木田くんの頭の血管もk((ｸﾞﾍｯ」



言い終える前に国木田さんの蹴りが太宰さんのお腹にくらわされた←


「まぁたやってるのかい？？相変わらず仲がいいねぇ」


与謝野さんが呆れたように言う


仲が…いい……？



確かに見方を変えればそう見えなくもない…か？


「あ！Aさん！おはようございます！」

「中島くん、おはようございます！」


「そんな！！…敬語だなんて止めて下さい！敦でいいですよ！歳も恐らく近いですし…」


「でも、敦くんは敬語…」


「僕のは癖みたいなものなので！」


「わ、わかった！」



言い終わると、敦くんの背から鏡花ちゃんがひょっこりと現れた

かわいい…！←


「私にも、敬語……いらない……から」


「わかった！ありがとう、鏡花ちゃん！」







ーーｶﾞﾁｬ



「しゃ、社長！！おはようございます。こ、これはですね訳がありまして…！！」


社長を目にした途端、取っ組み合いをしていた国木田さんが直立し、言い訳を始めた



「そうか。社員の仲が良いのは良い事だ…。
それより、新しい依頼だ」


色々突っ込みたかったが、"依頼"という初仕事を表す言葉で私の体に緊張が走る

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